明日は某ラジオの企画で深夜に花見することに。そういや最近イベントは寝坊で遅刻してばかりだったのですが、今回は寝坊するのでしょうか?
2000年から始まったゲームマーケットも今年で3回目。今年は、週末でないので地方から出て来にくかったからか、TRPG系のサークルの参加が減ったのかは知らないですが、去年よりもサークル参加数が減っておりました。まあ別にいいんですが。さて今回なのですが、事前情報通り、カプコンがスペースを出して「カタン」と「ロード・オブ・ザ・リング」の紹介&販売を行っていました。で、話を聞いたところ「今のがある程度売れたら、拡張セットのためにタイルがバラバラのver2みたいなものを作るかも知れない」「日経のインタビューで話に出てた『三国志版カタン』はできている」「カプコンとしては、今までボードゲームやってきた人たちと仲良くやっていくつもりですので、別に他社がドイツ語版の輸入を抑えるつもりはない」「カタン、指輪と売れたら、カルカソンヌとかも出したい(ということはコスモス社以外のものも出すつもりということですね)」という様なことを言ってましたよ(記憶違いや聞き間違いとかあったらすまぬ)。
そういや、サークルで木製アクワイアとか、アクワイアの株券Kanon版とか、アクワイア株券カラー版とか、「東京」の都営12号線追加版とか、ウルラントの遺伝子カード日本語版等々、それは個人の範囲で楽しむもので頒布するのはどうよ?ってものが相変わらずありますね。まあ主催は自分たちではチェックしないので、各サークルの責任の範囲内で、とかなっているからねぇ。
で、一通りサークルも見終わったので、知人と駄弁りつつ、サークル紹介&オークションまで時間を潰したのでした。
サークル紹介なども終わり、オークションが始まりました。個人的な見所は「AH アクワイア」「カタンの開拓 命の水」(ウィスキーカタン)でしょうか。
「AH版アクワイア」にバネストの中野さんがベットしていて、結局他の人が一万円で落札したのですが、そのベット中にメビウスの能勢さんが会場の後ろの方から真ん中あたりに来て「アクワイア」を見て首を傾げて帰っていったのがなんともいえませんでした。まあ私も、なんであのAH版が1万?って首を傾げてましたが。
続いての見所は「カタンの開拓 命の水」。始まったときにカプコンの長谷川さんが一度どういうものか見に来てから戻っていったんです。で、最初は日本カタン協会(という名前のサークル。横浜モノポリークラブから派生したんだっけか?)と他の方が競っていたのですが、途中からは長谷川さんと日本カタン協会の一騎打ちに。結局、長谷川さんが2万5千円で落札したのでした。そのとき、そばにいた人が「経費かな?」「経費でしょ」とか言っていたのが面白かったです。後々カプコンのスペースで聞いた話だと、先輩にお金を借りて落札したそうで「カプコンの本気を見せつけるために、あのあと3万円って言うつもりだった」そうです。この発言では経費か?とも思えるけど、おそらくは自腹だったんじゃないかな?
オークションも終わり、フリースペースとなった会場でゲームをプレイ。最初にプレイしたのは、先ほどのオークションで落札された「ドメモ」。内容物は、1と書かれたタイルが1つ、2が2つ・・・と、7まであり、計28個のタイルのみ。そのタイルを各プレイヤーに特定個数のタイルを配ります(人数によっては残ったタイルの一部を公開します)。配られたタイルを自分が見えないように(他人に見えるように)オープンします。そして各プレイヤーは順番に自分のタイルを予想して1つ宣言します。もし正解ならばとなりの人がそれを1つオープンにして、もし違う場合は違うことを伝え、次の人の番となります。それを繰り返してすべてオープンになったプレイヤーの勝利となるというゲームです。場に見えるすべてのタイルだけでなく、他人が宣言した数字も自分のタイルを推測するヒントとなります(たとえば、誰かが1を宣言すれば絶対に自分にはないことになります)。
続いてプレイしたのが「ウント・テュース」。手札に所定の枚数が配られ、場に人数−1枚置かれます。各プレイヤーは同時に手札を1枚出します。その中でもっとも低い数字を出したプレイヤーが場にあるカードの一番低い数字をポイントとして取ります。続いて、場のカードを取っていないプレイヤーでまた同時に手札を1枚出します。2枚目以降はそれまで出したカードの合計で一番少ない人が場のカードを取っていき、最後の1枚まで繰り返します。最後の1枚はそれまでとは異なり、合計が一番大きい人が持っていきます。そのため、2位にならないように途中で降りるのも手となるわけです。そして、手札を最初の数まで補充して、山札が3回なくなるまでプレイし、もっとも得点が多かったプレイヤーの勝利となります。
続いてプレイしたのが・・・タイトルが分からないんですよ。どーしましょ。ま、いっか。各プレイヤーは配られたカードを1枚見ます。それには、6種類の絵のうち、何種類かがそれぞれいくつか、計6個書かれています。で、どれが何個かをベットしていき、次の人は前の人よりも多いベットか、ダウトを宣言します。もしダウト宣言したら、したプレイヤーとされたプレイヤー以外のプレイヤーは同時にそれがダウトかどうかを手で表示し、正しいかどうかを確認します。ダウトか否か正解したプレイヤーはそのカードを捨て、もしはずれた場合は、そのカードを自分の手札の山の一番下に置きます。これを繰り返し、自分の手札の山をすべて捨てたプレイヤーの勝ちとなります。カード版ブラフみたいなゲームですが、ブラフとは異なり、他のプレイヤー2人のカードが見れる探偵もあります。
続いてプレイしたのが「ハーベスト」。あのJR東日本が出したボードゲームです(よね?)。各プレイヤーは2×2の広さの自分の畑を持ちます。その畑は他のプレイヤーの畑とつながる状態で場にあります。そして、各プレイヤーは作物のタイルを3枚持ちます。その作物のタイルは、トウモロコシ、トマト、キャベツの3種類があり、それぞれ40点、20点、10点、−10点、−20点の5種類があります。で、各プレイヤーは山から1枚タイルを引き、手持ちも含めた4枚の中から1枚を畑に植えます。条件として「自分の畑に何も植えていない場合は、自分の畑に植える」。もし植えてある場合は、自分の畑でなく他人の畑にも植えることが出来ますが「何か1つ以上植えられている畑のみに植える」ことができます。もし植えることで、同一種の作物が縦・横・斜めのいずれかに3つ以上並ぶ場合はその作物を収穫することになり、畑の持ち主の点数となります。また、特殊タイルの「農夫」や「災害」で、一気に収穫したり、要らない植えた作物を除去することができます。そして、山札、手札がすべてなくなった時点でゲーム終了。最後に自分の畑に何も植えてない状態の場合に50点のボーナスがもらえ、手持ちに使えずに「農夫」や「災害」が残った場合に50点の失点となります。そしてもっとも点が高いプレイヤーの勝利となります。
最後にプレイしたのが「ワードバスケット」。カードは「あ」〜「よ」各1枚と「わ」が2枚、「ワイルド5」「ワイルド6」「ワイルド7+」が各2枚、「あ行」〜「ら行」が各1枚の計60枚があります。各プレイヤーには5枚ずつ配り、全プレイヤーの中心にカードを山札から1枚めくり、始めます。各プレイヤーはその音から始まり、自分の手札のにかかれた音で終わる3文字以上の言葉をいいながら場に出すことを繰り返します。手番はないので、早い者勝ちとなるわけです。そして手札が1枚になったら、必ず「リーチ」と宣言します。もし宣言しなかった場合はペナルティとして1枚引きます。また、最後の1枚は4文字以上でなくてはなりません。そして最初に手札をすべてなくしたプレイヤーの勝利です。また、手札で思いつかない場合は、手札をすべて場に捨て、+1枚山札から引く「リセット」ができます。
と、まあゲームの紹介をぐだぐたと書いてみました。後にどういうゲームだったか思い出せるように書いたのですが、長くなってしまいました。ルール自体はそれほど難しいものでなく、手軽に出来るゲームなのにね。最近、1プレイ6時間ぐらいかかるようなものばかりだったので、手軽にできるゲームもいいなと思う次第です。
そんなわけで今年のゲームマーケットも終了したのですが、いまいちどういう方向に行きたいのか分からないイベントだな、とは思いました。各ゲームサークルの方やゲームショップの人が集まるお祭りなのですが、それだけではこの先はきびしいのではないかな?とも思ってしまいます。もっと自作ゲーム(創作ゲームですよ)が増えていくと面白いなぁとは思うんですよね。オークションが目玉では、ねぇ。
あと、カプコンは長谷川さんが元々ボードゲームをプレイされている方ですので、ゲームマーケットに参加したのだと思いますが、ボードゲームに参入を発表するもいまいちちゃんと動いている気配のないエポック社や「安田均のボードゲーム大好き」を出したばかりの幻冬舎が不参加なんですよね。売る気ないのか、自分たちは商業的にやっているので、そんなアマチュアのイベントには参加できないのかは分からないですが、なんか残念です。
カタン@カプコンのメールに「今のバージョンは1000個の限定発売ですが、全国展開に向けて次のバージョンを開発中です」ってあるんですけど、これってゲームマーケットで聞いた「土地タイルがバラバラになるver2みたいなのを作るかも」って奴のことか!? もしそうなら、あまりにも購入者をバカにしていないかい?って思うんですけど、どうなんでしょ、カプコンさん?
やっとお仕事が一段落ついたです。というわけで、適当に日にちとばして更新再開です。といってもボードゲームの話ばっかですまん。
AH産のボードゲーム「エイジ・オブ・ルネッサンス」。今まで2回ほどプレイしたのだが、どちらも途中までのプレイ(第1エポックで終了/第2エポックの途中まで)で終わっていたのでずか、今回はついに最後のでプレイすることができたんですよ。初プレイの方も居たのもあってか、約8時間という長丁場になってしまいました。
ゲームは750年から1750年のヨーロッパあたりを舞台にしたもので、各プレイヤーは6つの商家のいずれかを担当し拡大していくもの。大まかにいうと、毎ターン、トークンを購入し、支配下の領土を広げながら収入を得て、26種類の進歩を購入し、さらに収入を増やしたりしていくというもの。
今回も前回同様パリでプレイ。いつも通り都市収入を頼りにして進歩を購入していくという流れだったのですが、ロンドンが十字軍を手に入れたことや、前回のプレイでヨーロッパで黒死病を使われるとものすごく痛いことを知ったので、船でロンドンやスペインの方へ進出して活動場所を一カ所にまとめないように努力してみたのです。といっても拠点というほどのものはできず、黒死病で約20トークンほど失ったりしたのですが、進歩の購入が人よりも多かったおかげか1位で終わることができたのでした。
だた、家に帰ってからルールブックを読むと、細かい部分でルールを間違えてプレイしていたので、次回プレイする時は、正しいルールで勝ちたいと思う次第です。
仕事と体調不良で、ほとんど何もできなかったです。1830のルール訳も途中までして放置したままだし。
ここ最近、毎週のように週末ボードゲーム漬けの日々でございます。で、今日はというと、まず「ビンチ」をプレイしたのですが、これがまた不評でして。戦闘が駒数さえ置けば自動勝利というゲームであるため、特定のプレイヤー、つまり一人勝ちなプレイヤーがいたら、全員でたたきにいくとあっという間に弱体化してしまうのです。で、100点を突破したら他のプレイヤーが1回ずつプレイして終了するため、他のプレイヤーに抜かれないだけの点数を稼ぐ必要があるわけなのですが、どうもラストスパートをかけるタイミングがわからず、続々と90点代で失速していくという展開になってしまい、その辺が不評でした。あと、順目関係もちょっと不評でしたわ。
続いてプレイしたのは「アフリカ」。そういえばここ数ヶ月プレイしていないなぁと思い出したことや、比較的軽いゲームなので、重いゲームやなんかプレイして疲れたゲームの後に良いかなぁと用意していたのです。まあ、軽くていいやね。でも同じく軽いのだったら、カルカソンヌの方がルールの説明も少ないし、用意が楽だから、とか思ってしまったりしてみたりするわけですな。※この数日後に、ルールを覚え間違えていることが発覚して鬱になるのは秘密。
最後にプレイしたのは、「ティカル」「ジャワ」に続くシリーズ第3弾の「メキシカ」。アクションポイントの範囲内で行動するもので、大まかに言えば、運河を置き、エリアを確定させ、建物を建てて、ポイントを稼ぐというもの。ポイントが入るのは、エリアを確定させた時にそのエリアにいる場合と、各ラウンドが終了したときの各エリアに多く建物をたてている人となります。で、建物を建てるにはそのエリアにいないといけないので、運河を利用して移動→建設となっていく訳です。で、全員初プレイというだけあって、具体的にはどう動いていいのかわからず、とりあえずエリアを作っていくことに専念し、すべてのエリアが出払うあたりから建物を建てていくという展開でした。で、とりあえず思ったこととしては、「橋を架けられないように運河を太くしておくのはありでは?」「エリアを端の方に作り、運河沿いにはチップや建物を建てて自分は5アクションポイントで脱出。他人が入りにくい状況にするのもありでは?」という感じで、いかに他人が入ってこれないか意地悪するゲームということで(なんか違うかも)。まあ、ルールも簡単ですし、さくさく進むので面白いとは思いますが、運の要素がほとんどないので、初プレイにはつらいかも知れません。ただ、最近のルールがたくさんあるドイツゲームが増えている中、シンプルなルールでドイツゲームらしさを感じた一品でした。
掲示板の方で書いた「カプコンの日本語版カタンは、ドイツのトラベラーズパックの日本語版ちゃうんかと問いたい」ですが、どうも別物らしいです。別物かぁ、買わなきゃいかんのかなぁ。
カタンが発売してからある程度ユーザーは増えたといっても、まだそれほど大きくはない日本のボードゲーム界ですが、今年は重要な年になりそうです。というのは、まずエポック社の参入。エポック社から「6ニムト」「ミシシッピークイーン」「エルフェンランド」「新エントデッカー」「アフリカ」の5タイトルが発売されることになっています。発売はなんかのびのびになっているし、発売がいつなのか未だに公式発表がないような気がしないでもないですが。それからカプコンも参入します。現時点で判明しているのは「指輪物語」と「カタンの開拓」。あと、グループSNEの安田均も「ボードゲーム大好き!」という本を3月12日に発売、グループSNEデザインのボードゲームがやのまんから発売予定というのもあります(トレインレイダーみたいにこけなきゃいいですね)。そう、今年はボードゲームが今までよりもメジャーなものになる可能性がある年なのです。
ところで、本当にこれらのボードゲーム、売れると思います? 私は無理なんじゃないかな、と思っています。6ニムトの様な手軽なカードゲームはまだしも、それ以外のゲームって今の日本でプレイされるのか正直疑問なんですよね。家にいればゲームがあり、他人との交流を求めるのでもオンラインゲームがあるし、外にでても携帯ゲーム機がある。そんな状況の日本で今、他人とボードゲームという選択肢が本当に出てくるのだろうか。結局買うのは今まで地方などに住んでいて買いにくかった人たちと、TRPG→TCGと流れてきた人が手を出すくらいで、新規のボードゲーマーは現れないのではないかな、と思っているんですよね。
参入する以上は失敗しないで欲しい。でも、変に煽るのもやめて欲しい、と思っています。日本人はブームになるとその間だけは騒ぐのですが、すぐに冷める傾向が非常に強いのでブームになってほしくないんですよ。特に、実際にブームでもないのに流行っているように見せかけるavexの「トランスブーム」みたいな展開は避けて欲しいんです。そりゃボードゲームの認知度が上がるのはうれしいのですが、なんというかいきなり部外者が入ってきて騒いでそのままどっかに行ってしまうのはやはりうれしくない。正直、カプコンが煽って失敗してという展開がありそうで怖いのですが・・・。あと関係ないですが、安田均の「自分が先駆者」みたいな発言、なんとかならんのかなぁ。
今日は知人宅で「エイジ・オブ・ルネッサンス」をプレイ。このゲームはルネッサンス頃の商家を題材にしたゲームで、1プレイ6〜8時間かかると言われているゲームです。しかも参加者6人のうち、初プレイが2人、過去に1度、1エポックだけプレイしたのが3人という、持ち主以外は未経験者同然の状態ですので、とてもではないですが、6時間とかで終わるとも思えず、とりあえず5時間半でタイムリミットという設定でスタート。
最初の2ターンくらいは普通に拡張していったのですが、ロンドンが十字軍をプレイ。しかもベニス(持ち主)は自分の利益ねらいでエリア4を無視してエリア5へと進軍するし、ジェノバ(初プレイ)は南下しただけで十字軍を潰しに行く力がほとんどない状態。またロンドン本土の方も、パリ(私)が船を持っておらず(しかも黒死病を食らったし)、バルセロナは天文学を持っていないのでロンドンあたりまで進軍して来ず、ハンブルグはエリア5ねらいで北東へと進んでいるだけでした。一応内線などのカードでロンドンの足止めはされていたのですが、盤上の支配地が多い(=収入が多い)こともあって焼け石に水な状態でありました。結局ロンドンは、僅差でジェノバから逃げ切り勝利するのでした。
終わって思ったこととしては、各自が自分の好きなようにプレイしていた節が強く、なんかマルチソロプレイみたいになっていて、マルチゲームらしくないなぁと思ってしまいました。米国産のボードゲームはプレイヤーがゲームバランスを取るものが非常に多く、強力なカードが多いのもプレイヤー間でバランスをとりやすいように考えられているのではないか、と思っています。今回のプレイだとロンドンに戦争を挑んだものの「3」差で負けてロンドンの力を増強させたベニスは自分の利益のみを追求せずにもっとロンドンを落とす努力をするべきだったと思うし、そのベニスが最大手でかつ明らかにねらっている物資が「不足」している時にちゃんと解消しなかったバルセロナ(&解消させるのをねらっておきながら、購入トークン数6とやや多めにして2番目になったパリ=自分)などなど。まあ自分も含めて初心者ですから仕方ないといえば仕方ないのですが。
グループSNEのサイトにある刊行予定を見ていたら、「宇宙1ゲーム(オリジナル・ボードゲーム) ツィンクル☆アベニュー(仮)」なんてものが! 3月12日に「安田均のボードゲーム大好き」を出すのは知っていたけど、それ以外にこんなものが予定されているとは。おそらくは「アクア・ステップ・アップ」の作中でアクアが作るボードゲームがこれなんだろうなぁとか思うのですが、ゲーム制作が「清松みゆき」さんなので、ドイツゲームっぽいものよりアメリカゲームっぽいものになりそうな気がするのですが、どうでしょうか? とりあえず「宇宙を舞台にしたモノポリーみたいなゲーム」にならないことを希望(タイトルから想像するとこんなゲームっぽくない?)。
今月3回目のボードゲームです。参加者の一人が遅れてくることになっていたので、彼がくるまで軽くプレイできるものを、ということでウルランドをプレイ。4人でプレイするとやはり2番目のプレイヤーはつらいという結論に今日も達してしまいました。4人でプレイするのが悪いのかも知れませんが、ちょっとバランスが悪すぎるのではないかい? ちなみに前回プレイした時にルール的に気になっていた遺伝子があったのですが、どうも自分の解釈ミスだった模様。それは、「追加1アクションを得る」遺伝子を持っている時に「追加ターンチップ」を使用した時にその遺伝子の効果は発揮しない、とメビウス訳にかかれているのだが、効果を発揮しない対象はあくまで追加で得たターンに対してであり、通常ターンには適用するというのが正しいようです。つまり4、5人でプレイしていたら、2(基本)+1(遺伝子)+2(追加ターン)の5アクション行えるわけです。個人的にはこの「追加ターン」という単語が混乱のもとになっているような気がしないでもないのですが。3人でプレイしたときでも2アクション増えるということは、別に「ターン」という言葉を使わずに「追加2アクション」と呼べばいいのに、と思うのですがデザイナーには「ターン」という単語を使う理由が何かあったのでしょうか。
続いてはカルカソンヌ。カルカソンヌは1プレイ30分程度で終わるお手軽ゲームですからね。さてプレイの方なのですが、大都市に3人群がるも、残り1人が完成できないようにタイルを置き(残りタイル的にないことが分かっている配置をされ)、ものの見事に完成せずそのプレイヤーの勝ちで終わりました。お見事です。
ここで1人増えて今年2回目の「新世界史」。ただ前回同様5人なのが不安といえば不安でしたが・・・。第6エポックで不安的中してしまいました。その時点でぶっちぎりで勝っていたプレイヤーに誰も文明を渡さなかったところそのプレイヤーが「オスマントルコ」を引いてしまったのです(って私ですが)。第6エポック終了時にダントツの1位で安心していたのですが、第7エポックではドイツを渡されてしまい、途中ブリテンが頑張って私の勢力を削ったかいもあってアメリカをプレイしたプレイヤーと同点1位。しかし過去の文明の強さの合計で負けてしまい、2位に終わってしまいました。
最後に適度に時間があったので、全員がルールを知っているのでインスト不要な「アクワイア」をプレイ。最初に合併を仕掛けたプレイヤーはなんと3社合併。しかも片方で1位、もう一方で2位ということをされてしまい、合併に絡めなかった私はそこからしばらくの間、一番安い株を買い続ける日々を送る羽目に。資産が底をつくかどうかというところで合併が発生してなんとか延命。でもやはり手持ち金額は多くなく、大きくなると分かっていても今から手を出しても資金力の差で追いつけないので地味に細々と生活を暮らすだけでした。終わってみれば意外なことに2位でしたが、1位との差が大きく、勝者と敗者4人という感じでありました。
終わったときには雨がざーざー降っていたのでゲームをその知人宅に置いて帰ったのでした。近いうちに取りに来ないとなぁ。
12日にボードゲームをやるときに声をかけた知人が、14日なら大丈夫なのでやりません?とか言っていたのでやることになったのですが・・・ その当人が体調不良を理由に欠席。一体誰のために今日集まることにしたのだか?という状況になってしまいました。しかも連絡をくれるのが遅かったせいで代打を立てることもできず。困ったものです。
最初にプレイしたのは、「新世界史」(ヒストリー・オブ・ザ・ワールド/Hasblo)。欠員ができたせいで6人でなく5人でやることになったのですが、やはり5人ではつらいですね。というのも、5人でプレイすると文明が2つも出てこないことになり、6人プレイ時と比べて空白地が多いんですよね。今回のプレイでは、中国やインドで文明が登場しないことが多かったため、中国は比較的平和な場所になっていましたし、インドは海岸沿いに空白地があって海洋国家は無血上陸を果たしてました。とにかく6人以外でのプレイは向かないゲームだとつくづく実感したのでした。
新世界史に続いてプレイしたのが「モノポリー(日本版)」。他にもプレイできるものがあったのですが、何故かモノポリーをやることに。その場にいた5人のうち、私以外の4人は持っているというのには驚かされましたが、「持っているけどやってない」「何年か前にプレイしてそのまま放置してる」とかそんな話ばかりで非常に不安だったのですが、その不安は的中しました。というのも一人自力でストリートを揃えたというのに、誰も交渉をまとめようとしないのです。このままではただ黙々と回り続けて揃えたプレイヤーの勝ちになるみたいな展開になると危惧して交渉するも誰ものってくれず、結局その揃えたプレイヤーが膠着している状態を打破するようにと交渉にのってくれてやっとゲームらしくなるという状況。そのあとはいかに他人に払い込まないか、とサイコロを黙々と降り続け、2人破産したところで終了に。
私はモノポリーを「交渉をベースとした運ゲーム」といってます(モノポリー信者は交渉ゲームだと否定するかも知れませんが)。序盤は土地を買えるかどうかのサイコロ運。そこから中盤にかけてはその交渉材料をもとにストリートを揃えられるかの交渉ゲーム。で、終盤は他人の土地に止まらない様にサイコロを振る運ゲーム。といったところでしょうか。確かに交渉力がないと事実上ゲームに参加できませんから交渉にウエイトのあるゲームだとは思います。でも、どれだけ交渉力があっても運がなければ勝てず、勝敗を左右している運のウエイトが大きすぎると思っています。確かに当時としては画期的なゲームだったかも知れません(売り出し方が上手かったのかも知れません)が、現在では他にも良いゲームはいくらでもあるわけで、しばらくはモノポリーをやろうなんて思うことはないと思います。
最後にプレイしたのは、モノポリーとともに古典名作の「アクワイア」。序盤、続々とチェーンが完成するも合併点に誰もタイルを置かず(つまり自分が得をする場所のタイルを誰も持っていなかった訳だ)、我慢比べみたいな状況になってしまいました。ほぼ全てのプレイヤーの資金がないという状況になって、最初の合併が起こるもかなり小さい合併でそれほど影響は無かったのですが、その次の合併に問題が。その次の合併はタイルの数を数え間違えたプレイヤーが全然おいしくない合併を起こしてしまったのです。その結果、中央に一大チェーンができ、そのまま周辺のチェーンを食べて、41以上になって終了となりました。
そんなわけで、気付いたらアメリカゲームばかりの1日でした。
今日は、購入したばかりの「ウルランド」、昔1回プレイしただけの「スティーブンソンロケット」、手軽に遊べる「カルカソンヌ」をそれぞれ2回ずつプレイ。
まず最初にプレイしたのが「ウルランド」。テーマ的には「ウルズッペ(原始スープ)」の続編みたいな作品ですが、プレイした感触はかなり違うものになっています。「ウルランド」ではスタートプレイヤーは得点計算を行う場所を決めるだけでその隣のプレイヤーは何もできないので、4人でプレイすれば半分のラウンドでしか行動ができません。また遺伝子はトップのプレイヤーが一定の得点に達した時に「競り」で決めるのも変わった点でしょう。遺伝子は、「1アクションで2体上陸できる」「陸地にある1、2体を違う陸地へ移動させる」あたりの移動系は強いと印象があります。また、「得点計算時に0.5体として計算」「増殖する時に2体で1体増える」あたりも強いなぁと思いましたね。2回プレイして思ったのは、2番目のプレイヤーって不利すぎるのではないかということ。要は陸地にいるコマの数が勝負となるのに2番目のプレイヤーが行動できるのは最後です。また最初のラウンドでそれぞれの他のプレイヤーが行動したところで得点計算する場所を選ばなくては行けないのはやはり辛いとしか思えません。それとももっとやりこむと2番目のメリットが見えてくるのでしょうか。謎です。
続いてプレイしたのが「スチーブンソンロケット」。1年半以上前に購入したのに購入直後に1回プレイしただけというもので、もう既に感覚が分からなくなっていました。大都市チップは集めた方が強いのか否か、1、2社に限定して活動するのと複数の会社に手を出す方が強いのか、合併に持ち込むタイミングなど全然分からず惨敗。しかも2回とも。運の要素がプレイ順だけというだけに実力がそのまんま結果に跳ね返りますから、ものすごくへこみましい。
最後にプレイしたのが「カルカソンヌ」。30分もあれば終わるゲームだけに手軽感があります。ゲーム自体は運の要素が適度にあり、経験(というかタイル知識)が適度に反映されるゲームでバランスが良いゲームだと思います。ですが、エントデッカーにも言えることなのですが、大きい点が入る所(都市)に絡めたかどうかがあまりにも影響しやすく、3人以上のプレイで1人だけ絡めなかったとかになるとそのプレイヤーの勝ちは絶対にないという状況になってしまうのはどうにか成らないものかと思います。またタイルによる価値の差が激しく、修道院と道だけのタイルではあまりにも価値が違いすぎるのもちょっと、とか思いますが、その辺のおかげで初心者と経験者が混じっても適度に遊べるものになっているのではないでしょうか。