ボードゲーム雑記

2002年6月

2002.07.05

 とりあえず更新しました。週明けあたりからはほぼ毎日更新な状態に戻れると思いますので、よろしくお願いします。[ボドゲ雑記と雑記更新]

2002年6月30日日曜日

[news] 「展覧会の絵」発売が7/20頃に延期

 発売が「6月下旬だったらいいな・・・」と書かれていた「展覧会の絵」ですが、やはり延期となってしまったようです。延期した分、間違いのないゲームブックに仕上がっていることをただ願うばかりです。

[play] ボードゲーム@YS秋葉原・その12

 数日前にプレイスペースの空きの確認をしたところ、「もう予約枠がない」とのこと。ただ、「ウォーハンマーミニトーナメントで使うスペース数が当日にならないと分からないので当日になれば空き卓ができるかも知れない」とも言われたので、その空き卓に賭けて当日行ったところ、トーナメント開始の12時の時点で2卓空くことが確定したので、その卓を利用させて貰うことに。

 今日は4人集まる予定だったのですが、11時過ぎの時点で「体調が良くない」という人が1人いて、彼は12時30分に「不参加」との連絡が。なんでもっと早く連絡をくれないのかな?と思うも既に場所は取っているので3人でボードゲームをすることに。

[play] キングダム×2

 最初にプレイしたのは、私以外の2人はまだプレイしたことがないというので「キングダム」。最初の2エポックに全力投球して先行逃げ切りという形(第3エポックは城のランクが低いから失点を食らっても大きくならないのもポイント)でプレイしたのですが、一人だけ第3エポックに大きい城を残していたプレイヤーが居てそのプレイヤーに逆転されてしまいました。先行型は目立ちすぎるので第3エポックに妨害されて、その分他のプレイヤーへの妨害が弱くなってしまうみたいです。

[play] プエルトリコ×2

 キングダムを2回プレイしたところで、続いてプレイしたのが定番とも言える「プエルトリコ」。3人プレイは本当に感覚が違いますね。3番目に居ても比較的好きな職業が取れるし、職業の上にどんどんお金は積まれていくし、ちょっと気を抜くと人コマがなくなってしまいますからね。

[play] エルフェンランド

 続いては「エルフェンランド」。過去にも何度かプレイしているのですが、未だにどこら辺が面白いのかがよく分からないタイトルです。3人プレイということもあってか、お互い対して妨害にもならず、ただそれぞれが一人旅をしているような感じでそのまま終了。点数も1点差の範囲で、何か目新しい何かを感じることもなく終わってしまいました。

 ここで参加者の一人の都合が悪くなり、16時過ぎだというのに終了となりました。


2002年6月28日金曜日

[news] グループSNE・リーダーズサーカス更新

 アクア・ステップ・アップの小説1巻で「フォレロッテ」のルールが違うことは結構有名だと思いますが、それをSNEに質問された方がおられまして「アクアのルールは間違っているのでメビウス訳を使用してください」という返事がアップされました。

 ボードゲームのルールの間違いって結構わかりにくく、不具合なくプレイが出来てしまった場合などは特に読み返したりはしないですからね。

[news] 株式会社社会思想社事業停止

 ファイティングファンタジーシリーズ(ゲームブック)や「ベストゲームカタログ」「奇妙な論理」などの「現代教養文庫」でおなじみの社会思想社が事業停止となりました。ファイティングファンタジー→ウォーロック→TRPGと社会思想社のおかげで卓上ゲームに興味を持った経歴があるもので、非常に残念です。


2002年6月27日木曜日

[news] SNEのサイトに、アクアイベントのレポート

 ええっと、私「濃いゲーマー」らしいです。あの時の意見が完成版に活かされるというのは嬉しいですね。採用されるかどうかは分からないけど、少なくとも検討はしてくれるということでしょうから。

[play] ボードゲーム@YS秋葉原・その11

 知り合いが早めに仕事が上がったので、秋葉原に6時過ぎに来れるというので、2人ゲーム会を開催することに。

[play] バトルライン×2

 最初にプレイしたのは「バトルライン」。2回とも負けてしまいました。特に2回目は勝てる状態だったのにも関わらず使用するカード順を間違えてしまい、対策を講じられて気づいたら負けていたという情けない展開でありました。

[play] カタンの開拓・カードゲーム

 続いてプレイしたのが「カタンの開拓・カードゲーム」。実に久しぶりのプレイで、微妙にルールを間違えていましたね。あと、覚えていたカード訳も半分くらい忘れてるし・・・。プレイの方は、開拓地を広げるのが相手よりも遅れてしまい、その結果をそのまま最後まで引きずっていました。あと「造幣局」が強すぎです。

 「カタンの開拓・カードゲーム」が終わった時点で場所の利用時間が終了したので解散となりました。


2002年6月25日火曜日

[news] 『Catan』が買える全国地域別ショップリスト掲載

 全国展開されているんだなぁとしみじみ思ってしまいます。今までボードゲームと無縁な「TSUTAYA」などでどれだけ普及るのかが見所ですね。

2002.06.24

 ゲーム賞の方は「プエルトリコ」が順当に取るとは思います。まあその方がゲーマー向けブランドのアレアっぽい感じがしますね。[ボドゲ雑記のみ更新]

2002年6月24日月曜日

[news] 2002年ドイツ年間ゲーム大賞は「Villa Paletti(ヴィラ・パレッティ)」

 去年からの流れで重すぎるのは辛いことと、メーカーがここ4年で3回ラベンスバーガーという偏りは見せないだろうという予想から「プエルトリコ」はちょっとつらいかと思っていたけどその予想は当たったようです。また「TransAmerika(トランスアメリカ)」は逆に軽すぎてプレイごとの印象が残らない。適度に戦略性もあるし、今まで大賞を取っていないバランス系のゲームが今年は受賞しても良いかも。これがこれらのゲームをプレイした16日の時の感想でして、まあ個人的にはそれほど意外でもない結果になった気がします。ただやはり大賞を受賞といっても日本ではあまりプレイされないような気はしますが(うるさいし、場所を取るので)。

2002.06.23

 最近ゲーム中に「うわっその手は普通ないだろ?」とか条件反射で言ってしまうことが増えていて、なんとかしないとなぁ。あと遅刻もねぇ。以上、Table Games in the Worldさんの「困るんです」を読んで思ったことでした。[ボドゲ雑記のみ更新]

2002年6月23日日曜日

[news] エンターブレイン「AG magazine」を7月下旬に発行

 内容はトレカ寄りらしいです。だふんAGってアナログゲームの略だと思うので、ボードゲーム類が取り上げられていることをちょっとだけ期待しています。

 ところでbanpressの6月号ってどうなったんだろ? たしか20日頃に出る予定だった様な・・・。


2002年6月22日土曜日

[news] D3パブリッシャーがドイツゲームをPS2で発売

 D3パブリッシャーが「ガイスター」「ミッドナイト・パーティ」「原始スープ」「フロカティサーカス」「カルタヘナ」の5つを収録した「Euro-Style Game(仮題) Vol.1」を年内にPS2用ソフトとして発売するとのこと。また、同タイトルのオンライン対応版や携帯電話などへの展開も考えているそうです。

 「カタンの開拓」もどきの「じぱんぐ島」とか、「スコットランドヤード」もどきの「大東京25時」とか、そういうものが今まで多かったので、ちゃんとライセンスを取っているっぽいのがなんか新鮮です。年内発売ということなので、ちょうど年末の「カタン@カプコン」と時期が重なるのでしょうか。あと、オンライン対応版の展開を考えてるということは、年末にでるこのタイトルにはオンラインなしのCOM戦のみということでしょうか。

[event] 「アクア・ステップ・アップ」イベント@YS秋葉原

 昼の12時からYS秋葉原で「アクア・ステップ・アップ」のイベントが行われました。内容は4時までボードゲームのフリープレイ、その後5時までトークショー&サイン会という内容でした。

 ちなみに今回のイベントで分かったことは、「アクア・ステップ・アップ」3巻と、新装版1巻が7月24日発売、新装版2巻が8月24日に発売されること、エポック社の箱には「日本語版ルールブック付」というシールが貼られるようになっていたこと、エポック社は今回の売れ行き次第で次を出すか決めるということ、SNEの新作ボードゲーム「マーメイドレイン」は年末に出る予定、というあたりでしょうか。

[play] TransAmerika(トランスアメリカ/アメリカ横断鉄道)

 ちょっと遅刻し、着いたときにはなんか30人近くの人が居て非常に驚かされました(数週前に聞いた参加予約者が12、3人程度と聞いていたので)。そして、早速6つ卓(「ミシシッピクイーン」「アフリカ」「エルフェンランド」「ニューエントデッカー」「TransAmerika」「マーメイドレイン」のテストプレイ)立っていたので、そのうち「TransAmerika」にまだ空きがあったのでこの卓に参加しました。

 3ラウンドで終了したのですが、無失点で勝ってしまいました。うーむ、自分と関係ない駅へとつなげてくれる方が何人かいるのには驚いてしまいました。やはり基本的には、いかに自分だけが得するかなんでしょうね。ただ前回プレイしたときと比べると軽すぎるという感じがそれほどしなかったのはなんでなんでしょうか?

[play] ブラフ→6ニムト×2

 とりあえずとっとと終わってしまったので、他の卓が終わるまで時間調整で「ブラフ」「6ニムト」とプレイ。終わったところで、「ミシシッピ〜」と「マーメイド〜」の卓が終わったので、メンバーチェンジ。私は「マーメイド〜」卓へと移動しました。

[play] マーメイドレイン

 新作ゲームのテストプレイというので参加。とりあえず詳細を書いて良いのか聞かなかったので詳細は書きませんが、自分はちょっと・・・という感じでした。プレイアビリティにちょっと問題点があることや、ゲームのシステムにも個人的に納得行かない点があること、とあるゲームとルールのテイストが似ていること等々。システムは大体出来ていて数値調整と聞いていただけに、ちょっとがっかりしてしまいました。JGCの時にも持ってくるらしいので、そのときにも機会があったらプレイしたいですね。

[play] Blokus(ブロクス)

 続いて最近のお気に入り「Blokus」をプレイ。5歳児も一緒にプレイしたのですが、適当にブロックを置いているみたいでいて、でもきちんと要所に置いている部分もあり、終わってみたら3位でした(つまり彼に負けた人が居るということです)。プレイした人にも好評でしたし、国内で入手できないのが残念な限りです。

[play] Alles im Eimer(全部バケツの中/バケツ崩し)

 最後に「Alles im Eimer」をプレイ。途中までノーダメージ、手札は12枚のままという状態で見た目楽な状態で居たのですが、崩れ始めたらあっという間に崩れていきました。というのも、12枚持っていてもやはり5色全てを守るのは困難でした。また崩れ始めたのが遅くなっていたため、手札の内容とバケツの状態がまったく見合っていない状態になっていたからというのもあるのでしょう。他の卓も終わっていたのもあり、とりあえず1位ではなかったけど終わらせました。また基本的に隣のプレイヤーしか攻撃できないですから、1位のプレイヤーの足を引っ張る方法もなかったのですけどね。

 今回プレイしている時に聞いた話なのですが、「手番使用後にカードを補充し忘れたらそのままプレイを続ける。他のプレイヤーも取り忘れを指摘する必要はない」とSNEのとある方が言っていたそうです。どういう意図があってこの発言をされたのかは分かりませんが、ちょっとがっかりさせられました。確かに取り忘れたプレイヤーが悪いのは確かですが、初プレイの人が大多数の場で言うことでもないし、そうでなくても「そこまでして勝ちたいか?」とか聞きたくなってしまいます。まあ価値観の違いなんでしょうが。

[event] トークショー&サイン会

 全部の卓が終了して、トークショー→質問会→プレゼントじゃんけん大会→サイン会という流れでした。エポック版の発売が遅れた理由やトレインレイダーが海外で評価が高い話などがされてました。また質問会では「児童ポルノ法の改悪についてどう思いますか?」という、まったく場を考えてない電波ゆんゆんな質問にも安田御大は回答をしておりました。プレゼント大会では6ニムト6つとアクアのテレカ3枚のじゃんけん大会。まあ参加者の多くが6ニムトは持っていそうだったことを考えると、やはり後者の方が人気高かったような気がします。まあそんなこんなの5時間ちょいでした。

2002.06.21

 正直時間がありません。とりあえずまだ途中までですがアップして置きます。6月16日の雑記は、明日にはアップする予定です。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月20日木曜日

[news] DVD「ロード・オブ・ザ・リング」10月2日/12月4日発売

 劇場版「ロード・オブ・ザ・リング」のDVDが「コレクターズ・エディション」「スペシャル・エクステンデッド・エディション」の2種類発売に。前者は10月2日発売で、本編178分と約2時間半の特典ディスクの2枚組で4700円。後者は、本編208分(2枚組)と約6時間の特典ディスク(2枚組)の計4枚組で9800円(予価)とのことです。


2002年6月19日水曜日

[column] ゲームに最適なお菓子

 テーブルゲームクラブOASE新潟さんで「ゲームに最適なお菓子」という文章がアップされていました。個人的には、ゲームに支障を来したり、ゲームのコンポーネントを汚すことがあるのでプレイ中の飲食はあまり好きではないですね。飲むのであればこぼしにくいペットボトルで、卓上には置かず、食べるのであればお菓子を袋に入れたまま食べたり割り箸を利用して食べることで手が汚れないような配慮は最低限して欲しいものです。

[other] 書泉ブックマート

 久しぶりに書泉ブックマートに行って来ました。こないだYSで見かけた「フンタ」や「クリッパー」がこちらにも入ってました。価格はそれぞれ4500円/5250円。またドイツ語版が国内に入る見込みがない指輪物語の拡張セットやスターシップカタンなどもありましたね。アメリカで販売になったタイトルをチェックする場合はYSと書泉は書かせないなと思いましたとさ。


2002年6月18日火曜日

[news] NDSG、ミント・ホームページで通販開始

 エポックでなくミントなんだなぁってしみじみ思ってしまいます。地元のトイザらスとか見ても取り扱ってないし、というか今までボードゲームを取り扱っていなかったお店で取り扱いしているお店をまだ見たことがないんだよねぇ(未確認ですが、あるとしたらミントか?)。


2002年6月16日日曜日

[play] ボードゲーム@つくば

 今日は、ドイツゲーム大賞ノミネート作で国内に入って来ていないゲームをプレイする会へ参加してきました。場所は都内から高速バスでつくばセンター方面へ走ること約45分という場所。バスに乗るということで、プチ「どうでしょう」気分で現地へ到着するのでした。

[review/play] Alles im Eimer(全部バケツの中)

 参加者が12人だったので4人ずつ3卓に分かれてプレイすることになり、最初にプレイしたのが「Alles im Eimer(全部バケツの中)」。各プレイヤーに5色のバケツコマを各3つずつと、カードを12枚配ります。カードは5色あり、それぞれのカードには1〜8のいずれかの数字が書かれています。その配られたカードを見ながらバケツをピラミッド型に配置します。全員バケツを配置したらゲーム開始。スタートプレイヤーはまず手札から同色のカードを1〜3枚出します。そして1枚カードを山札から補充します。続いて次のプレイヤーは出されたカードと同じ色のカードで、かつそのカードの合計よりも大きい数字分のカードを出し、そしてカードを1枚補充します(例えば、最初のプレイヤーが青の1と4を出したら、次のプレイヤーは青のカードで合計6以上のカードを出します)。それを続けていき、手札が出せない/出したくないプレイヤーが出たらそのプレイヤーはその色のバケツ1つが崩します(もしその色がない場合は任意の色のバケツが崩れます)。また崩れたバケツの上に乗っているバケツが連鎖的に崩れていきます。ですので最初に配置する時に、ある程度カードがあって崩れない自信があるものを下の方へと置くわけです。バケツが崩れたプレイヤーは好きなカードをプレイして、一定数のプレイヤーがバケツを全て崩したらゲーム終了となり、崩していないバケツの数が最も多いプレイヤーの勝利です。

 とりあえず初プレイなのでバケツのバランスが分からず適当に分散して開始。開始してから痛感させられたのが、5色のバケツを守るのは大変だということ。そのため、逆に1、2色潰された方が守る必要がない色が出来て楽な気がしましたね。また、カードの補充はあくまで1枚ずつですので弱い色ができるとなかなか復帰しにくく、そこを狙われ始めるとあっという間にその色のバケツが崩れていきます。そして複数枚出すと手札が減り後半守りにくくなるので、複数枚出すのは終盤までは避けた方が楽な気がします。そして上家の弱い色では攻められないので、自分の要点のバケツが上家の弱い色と被るとかなり楽になります。

 バケツの置き方やカードの出し方はありますが、やはり補充されるカード運と上家の色との被り具合が重要な気がします。

[review/play] San Gimignano (サン・ジミニャーノ)×3

 続いて卓を移動し、「San Gimignano (サン・ジミニャーノ)」。まず場に一定数のタイルが置かれ、各プレイヤーも一定数のタイルを持ちます。それ以外に自分の色の貴族チップと塔を持ち、ゲーム開始。手番では「貴族チップを1つ置く」「タイルを置く」「置けるなら塔を1つ置く」の順で行います。1タイルには3マスに分かれていて、4色のいずれかの色がそれぞれのマスに描かれています。貴族チップはいずれかのマスに置ていてき、連続した異なる色の4つのマスに自分の貴族チップが置かれたらそのいずれかのマスに置かれた全ての貴族コマを除去して塔を置きます。もし1人で塔を10個建てるか、塔を建てられない状況になったらゲーム終了となり、塔の数が最も多いプレイヤーの勝利となります。

 基本的には4つの繋がるマスの端を塔にして、残りの繋がる3つのマスに隣接するマスに置いてまた塔を置くというのが基本的な流れになります。ですので序盤にある程度各プレイヤーの広がる方向が決まったらそれ以降は意識して妨害しに行かないと、マルチソロプレイ状態になってしまいます。妨害する方法は、塔を建てて他プレイヤーの貴族チップを除去しつつ壁を作る他に、1マスに貴族チップは2つまでという制約があるのを利用して、相手のポイントとなる場所に貴族チップを2つ置くというのがあります。ただ他プレイヤーの妨害をするには複数のプレイヤーの協力が必要なことや、妨害をし始めると塔があまり立たなくなっていき、序盤の有利不利の差が強く出過ぎる気がします。あと気になる点として手番順が重要であること。1手番で1コマしか置けないのですから、他のプレイヤーに塔を建てられてコマが除去されるのが結構辛いです。特に序盤は手番が先のプレイヤーは4ターン目に塔を確実に建てられるので、その塔のマスに置いていたプレイヤーは本当に辛い状況になります(逆に言えば、手番が先のプレイヤーは他のプレイヤーのコマが近くにあった場合はそのマスにわざとかぶせて塔を建てるとなるわけです)。

 運の要素が薄くいかに先まで読めるか、というのがポイントですが、一人では妨害しきれないので共通認識ができるかどうかという点、そして順番の差の大きさがある点が気になりますが、先を読むプレイヤー同士でプレイすれば楽しいゲームだと思います。

[review/play] Blokus(ブロクス)×2

 途中メンバーチェンジをしつつ、サン・ジミニャーノを3回プレイした後、今度は「Blokus(ブロクス)」をプレイ。ブロクスはペントミノを4人でプレイできる様にしたゲーム。ちなみにペントミノは8×8のボードに、5マスのブロック12個を交互に置いていき、最後に置けなかったプレイヤーの負けというゲーム。さてブロクスなのですが、こちらは、20×20マスに1〜5マスのブロック21個を各プレイヤーが持ち、それを置いていきます。ただし、置くときには自分が置いたブロックに角でのみ接する場合に限られます。それを交互に繰り返して全員がタイルを置けなくなったらゲーム終了。その時点で残したタイルのマス数が失点で、最も失点が少ないプレイヤーの勝利となります。

 角のみで接するように置いていく必要があるため、近い場所に置いていくよりも広く他のプレイヤーの置いたブロックの隙間に置いていく方が効率良くプレイできます。また、他のプレイヤーの角を潰すようにプレイしていくことで妨害は可能ですが、妨害されてもそれほど嫌な気持ちにならないゲームだと思いました。やはり隙間にうまくブロックが埋まったときの達成感が良いのではないでしょうか。

[review/play] TransAmerika(トランスアメリカ)

 ドイツゲーム大賞最終ノミネート作の「TransAmerika(トランス・アメリカ)」。テーマは鉄道ゲームだというのに非常に軽いゲームです。まず各プレイヤーに目的地カード5枚を配ります。そして順番にスタート地点を決めていきます。それ以降は順番に、自分のスタート地点から繋がっている線路に接する場所に線路を1、2本線路を置いていきます。それを繰り返し全ての目的地に着いたらそのラウンドの終了です。終了時に各プレイヤーは自分の目的地に着くまであと何本必要だったか数え、その数がそのまま失点となります。誰かが一定の点数以下になるまでこれを繰り返し、その時点で最も点数が多かったプレイヤーの勝ちとなります。

 5枚の目的地カードの運はありますが、目的地がばらけていても案外なんとかなるというのが率直な感想てした。他のプレイヤーがあまり行かなそうな端の方で始めることで他人のメリットにならずに自分だけが得するところへと置いていき、他のプレイヤーが置いてくれた線路を途中から利用すれば結構なんとかなると思っています。とにかく序盤に自分だけが得するように、というか、いかに他人が得するマスには置かずに他のプレイヤーの置いた線路へとつなげられるか、がポイントでしょう。特に全プレイヤーの線路が繋がった後は一手番につき2点ずつ失点が減っているだけでプレイヤー間に差は発生しなくなりますからね。そのため手番が先の人の方が得をする訳ですが、そのかわり後手番の人は他のプレイヤーのスタート地点からどの辺からスタートすると得をするのか考えられるわけで、その辺でバランスが取れていると思います。

 鉄道ゲームとしては株とかお金とかまったくなくて軽いゲームなのは評価できるのですが、1ラウンド5〜10分、1ゲーム20〜30分で終わるのは軽すぎる感じがします。なんか印象に残らないというか・・・妨害とか一切ないし、手軽に出来るのは好印象なんですけどね。ゲーマー向けではないということなんでしょうね。

[review/play] Villa Paletti(ヴィラ・パレッティ)

 この日最後にプレイしたのが、こちらもドイツゲーム大賞最終ノミネート作の「Villa Paletti(ヴィラ・パレッティ)」。丸い円の中に各プレイヤーの色の棒が、太い棒、六角形の棒が各1本、細い棒が3本の計5本が立っています。そしてスタートプレイヤーと色を決めてゲームスタート。まず最初に勾玉みたいなフロアをその上に置きます。そして手番で棒を一本取り出し、それを最上段に置きます。これを繰り返し、これ以上は取れないと判断できたら続いて次のフロアが置かれます。これを崩れるまで続け、崩れた時に最も上のフロアに多く棒を建てていたプレイヤーの勝ちとなります。

 ルールを読んだ時にアクションゲームで苦手だなぁとか思ったのですが、ゲーム的にはどちらかというとアクション色よりも戦略性の方が強い感じがしました。というのもいかに自分の棒が下のフロアの柱にならないようにするか考えながら抜いていく必要があることや、次のフロアの柱にならない様な場所へ置いていく必要がある点など、どちらかというと手先の器用さよりもこっちの方が重点な気がしたからです。また下フロアの柱になって抜けないプレイヤーは逆にフロアが置けるのでその辺でバランスが取れていていいゲームだと思いました。ただ「崩れた時にうるさい」「平らな場所が必要」「テーブルの周りに動き回るスペースも必要」なあたりが、日本向けではないかも知れません。

 結局「指輪物語カードゲーム」はプレイできなかったのですが、未プレイのゲームを楽しめて良かったですね。今回やった中では「ブロクス」が好印象でした。


2002年6月15日土曜日

[news] ゲームブック「ドルアーガの塔」復刊決定

 創土社の剣社通信が更新されました。復刊するか非常に微妙だな、と思っていた「ドルアーガの塔」が復刊するそうです。あと、6月下旬予定の「展覧会の絵」が「6月下旬だったらいいな・・・」になっているのが気になるのですけど・・・。

[play] ボードゲーム@K.G.B.

 今日はK.G.B.さんにお邪魔してボードゲームをやってきました。管理人さんのるてんしとさんの自宅だというのに、参加者が実に10人というのはすごいなと思いました。

[review/play] ピット×3

 12時の時点で8人ほど集まり、とりあえず8人で出来るものをプレイしようということで「ピット」をプレイ。「ピット」は穀物の書かれたカードを交換していきます。人数分の種類のカードをそれぞれ9枚ずつ用意し、シャッフルして各プレイヤーに9枚ずつ配り、ゲーム開始。開始後はターンなどは一切無く、各プレイヤーは勝手に交渉を始めます。交渉では、手持ちの同一種のカードで行い、交渉を持ちかけるときは枚数のみを言います。ですので「3枚、3枚」「2枚」みたいな感じで各プレイヤーが宣言し、同じ枚数希望する人と交換して行きます。交換を続けることで同じ種類のカードが集まっていき、1種類9枚がそろった時点で終了を宣言して終了です。その時点で、その集めたカードに書かれた数字分の点数を得ます。これを何回か繰り返し、合計点で競います。

 とにかくノリのゲーム。一応、一度交換した相手と同じ枚数交換しても同じものが帰ってくる可能性が高いので回避するとか複数枚持っているものが複数種類ある場合は点数を考えてどっちの方が成り立ちやすいかを考えるとかはあるんですけどね。基本的にうるさくなる騒がしいゲームなので、プレイする場を選んでしまうのがちょっとマイナス要素です。

[review/play] ピラミッド・カード・ゲーム×3

 続いて8人でプレイできる「ピラミッド・カード・ゲーム」をプレイ。簡単に紹介すると、1〜13のカードがそれぞれ1〜13枚ずつある大貧民(大富豪)。各プレイヤーにカードを配りゲーム開始。スタートプレイヤーは好きな数字のカードを好きな枚数同時に出します。そしたら順番にその数字よりも小さい数字で、かつ同じ枚数のカードを出していき、全員が出せない(出さない)ことになったらそのラウンドは終了となります。そしたら最後にカードを出したプレイヤーが新たに、好きな数字のカードを好きな枚数出して次のラウンドを始め、手札を全て場に出したらゲームから抜けます。その抜けた順で順位が決まり、次のゲームでは順位に応じてカードの交換を行います。

 一人当たりの枚数が多くないので、自分よりも上家のプレイヤーが強いかどうかが非常に重要な感じになっていました。まあそれ以外は普通の大貧民(大富豪)という感じで特になし。「縛り(一人目と二人目の出したカードのスートが同じ場合、それ以降そのスートでしか出せない)」「激縛り(一人目と二人目の出したカードのスートが同じで数字が1差の場合は、それ以降そのスートで、かつ1差の数字のカードしか出せない)」「8切り(8を含むカードを出した場合、そこで場が流れる)」「革命(4枚以上カードを出した場合、強さが上下逆転する)」などがある大貧民(大富豪)の方がゲーム性が高い(順位が下でも戦い方次第で勝てるので)ような気がします。

[review/play] ミッドナイト・パーティー×3

 続いて8人でプレイできるゲームとして「ミッドナイト・パーティー」をプレイ。「ミッドナイト・パーティー」はオバケが出る屋敷のゲーム。各プレイヤーは順に通路上に自分のコマを置いていき、ゲームスタート。開始後はサイコロを振り、1、2、4、5の目の場合はいずれかのコマ(自分のでなくても良い)をその数だけ進めます。そして「オバケ」の目が出た場合は「オ・バ・ケ」といいながら3マス進みます。最初は通路上に居ないのですが、オバケの目が3回出るとオバケが通路上に現れます。オバケに捕まったら捕まった順に失点となります。また、通路上に現れたら各コマはオバケに捕まらないようにと部屋に入ることができるようになります(入った部屋によって得失点があります)。そして全てのコマがオバケに捕まったか部屋に逃げたらゲーム終了。得点を計算し、一番得点が高いプレイヤーの勝ちとなります。

 正直、8人でプレイするものではないですね。自分の手番が来るまでに平均8マスは移動している訳ですから、逃げることは非常に困難です。そうなると、どのタイミングでオバケが通路に出てきたか、いかに自分の手番でオバケを振らないかという運の要素だけが重要なゲームとなっていました。

[review/play] 港の利権 ver.1.24

 ここで2人到着して10人になったので、5人×2卓に分かれることに。私は未プレイということもあり、「港の利権」(るてんしとさん制作のボードゲーム)をプレイさせてもらいました。開発中なのでここで書くルールがとは異なる可能性はあることに注意してください。

 各プレイヤーに4色ある権利書がランダムで4枚と、溶岩流タイル1枚、ランダムでタイル3枚の計4枚が渡されます。そして場にタイルを3枚ランダムで表向きに置きゲームスタート。手番ではまず権利書を2枚手札に加え、手札の中から1枚捨てます。つづいて、権利書を出します。出し方は1枚だけ表向きに出すか、1枚表向きでもう1枚を裏向きに置くのいずれか。後者の場合は、途中で裏向きのを表にしたり、終了時に表向きの権利書の効果を高めたりします。そして表向きに置かれた権利書と同じ色の権利書を出しているプレイヤーはお金を得ることができます。続いて、いままでに裏向きに置いた権利書を表に向けることができます。その場合は表にする代わりにそれまで表向きだった権利書が除去されます。権利書関係の行動が終わったら次は火山活動。公開されているタイルか手持ちのタイルを合計2枚場に置くことができます。場のタイルで一辺のみが接するタイルを「港」と呼ぶのですが、新しく置くタイルは港に接していてかつその置くタイルが港となる場所には置くことができません(つまり置いた結果、港が2つ続く状態にはならないということ)。またタイルを2つ置く代わりに手元の特殊タイルを配置することも可能です。火山活動の処理が終わったら徴税を行います。このターンと1つ前のターンに出した権利書と同じ色の港を数え、その数だけ収入を得ます。最後にタイルの補充を行います。これを6ラウンド行い、ゲーム終了。ゲーム終了時にそれぞれの権利書の数を数え、筆頭と次席の権利主は収入を得て、最も稼いだプレイヤーの勝利となります。

 5人プレイだったのですが、赤・黄中心が3人、青・紫中心が2人と分かれていきました。当然プレイヤーが多い方が広がりやすいはずですが、青・紫中心の私が噴火口タイルという特殊タイルをよく引き当てていたためいいバランスで広がり続け、同色の権利書を連続で出すことで青・紫中心のプレイヤー2人は収入を確保していました。最終ラウンドでは、他人の動きを見た上で判断できる5番手にいたこともあり、なんとかトップタイで終えることができました。基本的には自分の上家の色と合わせると楽になるのですが、同色の権利書を複数ラウンド出し続けることが出来ればそれほど気にしなくても良いのかも知れません(賛同者が居ないと辛いですが)。あと、最終ラウンドが他人の動向を全てみた上で決められる最終プレイヤーが有利すぎるかもと思いました。

[review/play] クク×2

 せっかく10人いるのに10人でゲームをしていなかったので、10人で遊べるものを、ということで「クク」をプレイ。最初に10枚程度チップが渡されゲーム開始。最初にまずゲームに参加する参加費として1枚場に出します。そして各プレイヤーにカードを1枚ずつ配ります。各プレイヤーの手番は1回、やることは隣の人と手札を交換するかしないか宣言するだけ。宣言したら必ず交換することができます。ただし、カードによって特殊効果があり、交換対象がさらに次のプレイヤーになるとか、交換を宣言したプレイヤーを負けにしてしまうもの、逆に交換させられたプレイヤーが負けになるものなどあります。これを全員が行い、途中で脱落したプレイヤーと最も小さい数字だったプレイヤーは場にチップを1枚置きます。また全員にカードを配り、今度は負けたら2枚、次は3枚を置きます。4回戦からは負けたらゲームから離脱していき、最後の一人は場にあるチップを全て受け取ります。これを繰り返し、最も多くチップを持っているプレイヤーの勝利となります。

 基本的には運のゲームですし、それほど悩むこともありません。それ故に大人数でプレイしても時間はかからないので良いゲームだと思います。欠点はカードの特殊効果が覚えにくいことか。

[play] プエルトリコ

 再び5人2卓に分けてプレイ。自分の居た卓では、るてんしとさんがプレイしたことがないというので、プエルトリコを5人でプレイ。私以外全員初プレイ、しかもパーツは全て独語のままというのもあってか1プレイに約3時間を要する長期戦になってしまいました。

[play] 6ニムト

 最後に「6ニムト」を10人でプレイ。10人でプレイするのは初めてなので感覚が分からなかったのですが、特に数字を覚えるとかもせずに2位で終わりました。

 そんな感じでこの日のボードゲームは終わりました。また機会があったら参加しようと思っています。


2002年6月14日金曜日

[news] バンプレスサテライト復活

 長い沈黙を破り復活しておりました。といっても以前のままで何も更新されてませんが・・・。※15日に「サーバ復旧しました」とアップされました。サーバのハードディスクの故障が原因だったそうです。

2002.06.13

 今日はYS秋葉原でボードゲームをやっていたのですが、それに関しては後日アップします。たぶん次の更新は早ければ14日ですが、遅い場合は週明けの17日頃になる予定です。[ボドゲ雑記のみ更新]

2002年6月13日木曜日

[news] NDSG、ついに発売

 YS秋葉原にてエポック社のNDSG(ノン・デジタル・ストラテジー・ゲーム)5作品が販売されていました。ちなみに価格は「ニューエントデッカー」4800円、「エルフェンランド」「ミシシッピークイーン」「アフリカ」4320円、「6ニムト」1080円でした。後ろ4タイトルに関してはメビウス版を入荷している関係で特価扱いのようです。

 それにしても、NDSGっていう名称はなんとかならんかったのでしょうか。今までのボードゲームがやはり「子供が楽しむもの」というイメージが強いのでそういうものではないし、でもウォーゲームの様な重いゲームでもないことを表したいというのは分かるのですが、わかりやすさというものがあまりにも欠如していると思うのですが・・・。

[news] YS秋葉原で見かけたもの

 エポック社のNDSG以外にも、なぜか突然再販された「JUNTA(フンタ)」(英語版)が4790円でありました。また、メビウス経由で「ハゲタカの餌食」や「クーハンデル」があったのですが、以前からありましたっけ? あと「Clippers(クリッパーズ)」もあったような気がしたのですが、メモの類をちゃんととっていないので記憶違いかも知れません。近い内に確認してきます。※「Clippers」なのですが、17日に確認した時はありました。価格は5590円。

[play] ボードゲーム@YS秋葉原・その10

 今日も平日だというのにボードゲームをやりに秋葉原へ。参加者は4人の予定だったのですが、一人思いっきり遅刻してくれまして、とりあえず3人で開始となりました。ちなみにこの日はメイジナイトデーということで、多くの卓が埋まっていましたとさ。

[play] フラットエクスプレス

 前回プレイしたときはあまりのあっけない終了にやる気が失せた「フラットエクスプレス」ですが、今回はその事を念頭に置きながらプレイしてみることに。今回は前回とは異なり手札をため込まずにほぼ全て使うプレイが中心となり、前回の倍ちかく貨車の切り離しをすることができました。やはり手札のほぼ全てをプレイし、最後の1枚でカードを引くというプレイングスタイルでやっていかないといけないのでしょうか? ただそのパターンで進めると、結局は引くカード運の方が重要なゲームになってしまうので少なくとも自分の好みには合わない代物になってしまうのですが。あと、上級ルールも読んだのですが、あまりにも大味感が漂っていてプレイしてみる気が起きず今回は見送ることに。

[play] マジェラン

 続いて「マジェラン」をプレイ。私だけが経験者ということもあってか、第3フェイズ終了時に6人中4人を落札しているという状態でした。他2人が下2人(マジェラン・クック)の得点重視で行っていたのですが、カードを補充できる人物をほとんど競り落としていなかったために第2フェイズでさっそく息切れをしていた様です。

[review/play] キングダム×2

 まだ遅刻者が来ないので、続いてはまだ未プレイだった「キングダム」をプレイ(ちなみにキングダムは「市場のお店」のリメイク作です)。ボード上には5×6のマス目がかかれています。各プレイヤーは一定数の城とタイルをランダムで1枚受け取ります。また残りのタイルは裏向きにボード脇に置いておきます。タイルにはそのマスの価値を決める「資源タイル」「妨害タイル」、その列や行の価値を2倍にする「金鉱タイル」、列や行を分断させる「山タイル」、その行や列の資源タイルの価値をなくす「ドラゴンタイル」があります。手番では「場に伏せられたタイルを1枚めくり空いているマスに配置する」「開始時に持ったタイルを空いているマスに配置する」「城を空いているマスに配置する」のいずれかを行います。そして、全てのマスが埋まったら得点計算を行い、次のエポックへと移ります。得点計算は、それぞれの列、行にある資源・妨害タイルの合計を計算し、価値を決めます。そして各プレイヤーはその列、行にある自分の城の価値の合計を掛けた値が得点(失点)となります。全ての行、列で得点計算を行ったら、各プレイヤーは「1」の価値の城だけ手元に戻し、それ以外の配置した城は除去します。またタイルを全て裏返してシャッフルし、ボード脇に置いておきます。これを3エポック繰り返し、終了時に得点が多かったプレイヤーの勝ちとなります。

 2回プレイしたのですが、1回目は上家に妨害をされなかったプレイヤーが余裕の1位。1ラウンド目に大量に稼ぎ、それ以降は「1」の城中心のプレイで失点を抑えてました。2回目はお互い適度に妨害していたのもあってか僅差の勝負でした。

 手番での行動はタイルか城を置くだけですから非常に短くテンポよく進むのが良いですね。ただ、最初に持つタイルが特殊タイルや3以上の資源・妨害タイルでないとちょっと不利な気がします。その点以外は結構評価できるゲームだと思います。

[play] プエルトリコ×5

 「キングダム」をプレイしている途中に遅刻者が到着したので「プエルトリコ」をプレイ。途中、一人抜けたり戻ったりしつつ合計5回プレイしました。早いうちに港を手に入れて出荷ベースのプレイでも結構点が稼げるなぁと思いしたね。ただ、出荷ベースの場合は資金不足になりやすいことや一人で終了条件を満たしにくい点もあり、その辺がどうにかなると変わるのかも知れませんね。

 ただ、どういう戦い方が強いかというよりも、周り(特に上家)の戦い方を見ながら、それにどう対応してプレイしていくかというゲームな気がしているので、どういう戦い方が強いとかではない気が最近はしています。

[play] マジェラン

 最後に「マジェラン」をプレイ。今回もまた下2人(マジェラン・クック)はほとんど無視して、上4人を中心にプレイしたのですが、楽ですね。やはり枚数がある、というのは本当に楽です。


2002年6月12日水曜日

[news] 「アクア・ステップ・アップ ボードゲーム倶楽部」更新

 幻冬舎のサイトの「アクア・ステップ・アップ ボードゲーム倶楽部」が更新されました。今回の「ゲームバトルロイヤルII」ではドイツゲーム大賞候補作のうち、国内販売がまだされていない「Alles im Eimer(全部バケツの中)」「TransAmerika(トランスアメリカ)」「Villa Paletti(ヴィラ・パレッティ)」の3タイトルが紹介されています。

 「ボードゲーム最新情報」ではエポック社のNDSG5作品が発売になったことや問い合わせ先が「ミント」であることがわかります(ミントはエポック社の関連会社で、スポーツカード(トレーディングカード)やフィギュアの取り扱いする会社です)。

 そして「NEWS」には、「アクア・ボードゲーム大会」がYS秋葉原で行われる以外に、名古屋で7月28日に行うことが書かれています。単行本の3巻がでるのが7月下旬の予定ですから、発売記念をかねていると思われます。

[news] カタン@カプコンの大会は、今年は東京のみ

 rAdio-AktiVによりますと、「カタン」の大会は8月25日の新宿のみで地方大会などはないそうです。

2002.06.11

 エポック社のNDSGの発売まであと3日。エポック社のサイトはリニューアルしたのに未だにコンテンツがない模様。発売したらできるのでしょうか?[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月11日火曜日

[news] 「モノポリー」に学ぶマネジメント論

 メールマガジン「ボードゲーム通信」6月11日号によると、「DIAMOND ハーバードビジネスレビュー2002年6月号」に「『モノポリー』に学ぶマネジメント論」というレビューが掲載されたそうです。レビューを書いたのは、Winning Movesの社長Phil Orbanes(「モノポリー・カードゲーム」を作った方です)。

 内容に関しては、メルマガの方でまとめられているのでそちらを見てください(さすがにそのレビューを読んでいない私がまとめることはできないです)。もし興味があるなら購入してみてはいかがでしょうか。ただし、既に7月号が発売になっているのでバックナンバーということになります(公式サイト[ http://www.dhbr.net/ ]で購入できます)。ちなみに価格は2000円(税込)。

2002.06.10

 アップし忘れていました。既に11日な気はしますが10日分としてアップしておきます。あと、しばらくの間ちょっと忙しくなるので更新頻度が落ちると思いますので、気長に更新をお待ち下さい。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月10日月曜日

[news] カタン@カプコンに拡張セットはでるのか?

 「いつかは製品化の運びになるかもしれません」だそうです。ゲームマーケットで聞いた話とほとんどかわらないですね。ところで「三国志版カタン」の方はどうなっているのでしょうか?

[news] バンプレス・続報

 プレイスペース広島の浜田さまがバンプレスについて、掲示板の方へ書き込みをして下さいました。

バンプレスの発売日についてですが、6月号は6月20日頃、7月号は7月10日頃と連絡がありました

 とのことです。とりあえず一安心です。掲示板への書き込み、ありがとうございました。

[other] 「プエルトリコ」間違いやすいポイント

 The Game Galleryさんがプエルトリコの間違いやすい部分をまとめた「プエルトリコルールFAQ」をアップしています。

 各所で「プエルトリコ」がプレイされていますが、まだルールを間違えた状態でプレイされている方もいると思うので私も作ってみました「プエルトリコ、間違いやすい7のポイント」。

(1) 開始時に各プレイヤーが持つのは「ゲームボード」「お金」「プランテーションタイル」である
 メビウス訳のルールでは間違いそうな部分なのですが、商品ではなくプランテーションタイルです。
(2) 監督の特権は「生産フェイズの最後に、生産した商品のいずれか1つを追加で受け取ることができる」
 生産したもの全てでなく、そのうちのいずれか1種類のみです。
(3) 船長の特権は「最初の出荷のみ+1点」、港の効果は「出荷ごとに+1点」
 船長は最初の出荷のみ+1です。
(4) 出荷時に船を選択できる場合は、最も多く出荷できる船を選択しなくてはならない
 例えば「5、6、7」の船が全て空いている場合に、1種類6個の商品を出荷する場合は、6か7の船を選択する必要があります。ちなみに造船所があり商品が8個持っている場合に、造船所へ出荷することは義務づけられません。
(5) 倉庫を持っている場合は、x種類+1個の商品を保管できる
 「倉庫」の効果の他に1個保管できるわけです。
(6) 宿屋(病院)や大学の効果で入植者コマを受け取る時、ストックに入植者コマがない場合は植民船から受け取ることができる
 植民船の上にもない場合は受け取れないと。あと、終了条件は「市長フェイズ終了時に、植民船に必要な数だけ入植者コマが置けない場合」ですから、宿屋(病院)や大学の効果で入植船のコマがなくなったとしても終了条件は満たしません。
(7) 紫色の建物の効果は任意です。
 「造船所」や「農地」の効果は任意ですから、出荷したくなければ出荷しなくても良いですし、プランテーションタイルを引きたくなければ引かなくても良い訳です。このルールはもう一つのポイントがありまして、効果を受け忘れた場合は使用しなかったと判断することができるわけです。普通にプレイする上では厳密にプレイする必要はないと思いますが、もし大会みたいなものがあった場合は注意するべき点だと思います。

 自分が間違えたものや過去に見たことのある間違いを並べて見ましたが、どうでしょうか。

2002.06.09

 キングダムを買うかどうか悩んでいたのですが、YS秋葉原で見かけたら即買してました。気になったものはとっとと抑えておいた方がまだ後悔しないですからね。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月9日日曜日

[news] 剣社通信・更新

 鈴木直人氏の次回作のリクエストを募集開始。締め切りは10月末って長いですね。とりあえず「スーパーブラックオニキスの続編希望」ってありなのでしょうか? <版権ものだからねぇ。

[news] rAdio-AktiVさんによる「CAPCOM GAME FAIR 2002」レポート

 7月発売のカタンの情報や大会情報などが掲載されています。大会は「8月25日の東京のみ」だそうですが、数日前(6月5日)のカタン公式サイトには「地方開催の可能性も検討中」って書いてあるのは何なのでしょう? やはり地方大会はなしなのでしょうか。それとも情報がうまく伝わっていないだけなのか、気になります。カタン公式サイトに詳細が出るまで待ちますか。

[other] バンプレスってどうなっているの?

 今月に入ってからサイトの方は接続できないですし、未だに6月号がでるという話も聞かない「バンプレス」は一体どういう状況なのでしょうか。pingを打ってもそんなホストは見つかりませんって状態ですし。定期購読している人には何かしらの説明とかはあったのでしょうか。気になります。


2002年6月8日土曜日

[play] ボードゲーム@YS秋葉原・その9

 今日もまたもやYS秋葉原です。今日は用事があり4時半過ぎぐらいに切り上げたのですが、その時点で使用卓は6、7卓くらいで(数え忘れました)内訳は、ボードゲーム系が2卓(うちともう1卓あったのですが、ドイツゲーム系ではなかったみたいです)、TRPGが3、4卓、そしてTCGが1卓だったと思います。はい、TCG不可なので早速店員に報告させていただきました。そりゃルールを守らない人がいるのでプレイスペースは閉鎖します、みたいなことになると困りますから。

 ちなみにプレイスペースの食糧こと「ウルトラマンコスモスウェハース」ですが、ついになくなっていました。

[play] プエルト・リコ×2

 すっかり定番となってしまったプエルト・リコを4人プレイで2回プレイ。プレイに慣れたせいか、終了までのラウンド数がかなり減ってきた感じがします。減ったことで建物の価値が変わってきてる(宿屋(病院)の価値が下がったとか)ので最近はまたプレイの方向性を模索中です。

[review/play] スチーブンソン・ロケット

 最近プレイしていなかったものをやろうということで、続いては「スチーブンソン・ロケット」をプレイ。スチーブンソン・ロケットは1830年のイギリスが舞台の鉄道ゲーム。ボード上には最初から7つの鉄道会社があります。各プレイヤーはこれらの会社を発展・合併などを行いながら収益を稼ぐのが目的です。プレイヤーは自分の手番で「鉄道会社の汽車を1マス進める」「大都市にあるチップを取る」「駅舎を配置する」の3種類の行動を2回行うことができます。汽車を1マス進めることでその会社の株を1枚受け取ることが出来ます。この株の所有量が上位であれば合併時や終了時の配当がもらえるのですが、株は他にも「他人が動かした汽車の移動先を変更する」ことができます。ただし移動先を変更する場合は株をストックに戻すことになるので、わざと他人がいやがる方へ移動させて株を消費させるということも可能です。汽車を進めていき、大都市に隣接したらその大都市のチップを持っているプレイヤーに一定額の配当がでます。また大都市チップは終了時にも配当がでますので既に隣接した大都市からでも集めることに意味はあります。また隣接したのが鉄道都市の場合は、その会社の線路上にある駅舎の数の上位のプレイヤーに配当がでます。こちらの配当は額が規模に応じてくるので、大きい鉄道会社の進む先に自分の駅舎を置いて進めていく訳です。また他の鉄道会社の線路や汽車に隣接するマスへ進んだ汽車の会社は合併されます。そのときは株の枚数の上位のプレイヤーに規模に応じた配当が出ます。これらを繰り返し、鉄道会社が1社だけになったり、汽車の移動時に配置するタイル(路線タイル)がなくなったらゲーム終了。最終決算を行い合計金額が多いプレイヤーの勝利となります。

 昔プレイした時はなんか重いゲームという印象があったのですが、ここ1年で重めなゲームをプレイする機会が増えていたせいかあまり重いという印象を感じることなくプレイは進みました。自分が大きくした会社を早速合併させてボーナスを得つつ、その合併した会社でも駅舎数1位を活かしてしばらくはかなり楽でした。ただその後、合併してきた会社の影響で終了寸前には駅舎数1位ではなくなっていました。でも既に路線タイルの残りわずかでどうすることもできませんでした。ただ、終了間際にとあるプレイヤーが、合併するべきタイミングなのにわざわざ「異議」を唱えて無駄に株を消費してくれたおかげでなんとか勝利。

 運の要素がスタートプレイヤーを決めることくらいしかなく、また獲得したお金以外は全ての情報がオープンになっているのでどこまで状況を把握していてプレイしているかがそのまま結果として反映されるので本当に悩むゲームです。だいたいこの手の線路を引いて株が出てくる鉄道ゲームだと、線路を引いたり株を手に入れる時にお金を払って、というタイプが多いのですがその辺がばっさりと切り捨てられていて、煩わしい貨幣の行き来がないのはいいと思います。また駅舎の配置条件(汽車や他の駅舎に隣接してはいけない)のために一手番では駅舎まで進むことができないジレンマは良いですね。ただ、初心者を含めてプレイするのにはやはり不向きなことや勝っている人を足止めする方法がほとんどないのが辛いところですが。

[play] プエルト・リコ

 「スチーブンソン・ロケット」をプレイしている途中に、知人Hの知り合いというSさんが登場。なんでも「来れば誰かいると思った」とのこと。それなら5人で何かプレイするかということになって、残り時間が1時間15分くらいだったのでまたもや「プエルト・リコ」をプレイ(他に5人で出来るゲームがワードバスケットやモルゲンランド、カルカソンヌだったのですが、インストなしで1時間程度で終わるのがこれしかなかったのです)。Sさん曰く「スタート時に持っているのは、スタートプレイヤーがインディゴタイル、2・3番目はインディゴ(商品)、4・5番目はトウモロコシ(商品)」とのこと。確かにルールブックには「インディゴ」としか書かれていないのでそうなのかな、と思いそれでプレイ(後でルールブックをちゃんと読んだところ、タイルの方で正解でした)。そういう訳で今回は普段とは違う環境でプレイしたのですが、1巡目からいきなり商人とか船長が出てくるのはなんか新鮮でした。大学→大きい建物×2とつないだプレイヤーがかろうじて勝利で終わりました。

 プエルト・リコは、各プレイヤーの動向や状況に応じて行動ができるかという部分が重要なゲームのため、トップ目が誰か、今一番危険なのはどの行動かが分からないプレイヤーがいるというだけでそのプレイヤーの次のプレイヤーの旨みが多すぎるなと思ったのと、終了時の数点差は、誰かの判断ミスによる差でしかないことが多いなぁとも思いましたね。

2002.06.06

 6月5日にアップした「ボードゲームの著作権について考える」を多少加筆したのですが、なんかまとまりのない文章になってしまったような気がします。[ボドゲ雑記のみ更新]

2002.06.05

 K.G.B.さんの方でボードゲームの著作権の話が出ていたので、こちらでも取り扱ってみました。ちなみにコンピュータゲームの場合は、日本にオーディオビジュアルの著作権というものがなく、パックマン関連の事件で「映画の著作権」という判決が出て、それなら映画にある頒布権を認めろということで中古ゲーム訴訟へと繋がっていきました。まあ「プログラムの著作物」と、「絵画の著作物」「音楽の著作物」という扱いで落ち着くんじゃないでしょうか。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月5日水曜日

[news] NDSGの発売日は6月14日

 プレイスペース広島のボードゲームのページによると、14日になったそうです。さすがにこれ以上は伸びないよね?

[column] ボードゲームの著作権について考える

 ボードウォーク・コミュニティーのサイトにアップされている「同工ゲームに気をつけろ」に「ゲームに製作者がいる場合、その人間がリメイクするのが普通ですが、ゲームには著作権が無いので、他の人が少し変えて出すのは自由です。パクリと非難されても違法ではありません」という文章が書かれています。さて、本当にゲームに著作権はないのでしょうか。※私自身は著作権に関して詳しい訳ではないので、これ以下に書いたことに間違いがあるかも知れないことを最初にことわっておきます。

 基本的なことなのですが「アイデア」には著作権がありません。ボードゲームでいえば「ゲームのルール」には著作権がないと言えるわけです。上記の「ゲームには著作権が無い」という発言はおそらくここから来たのだと思いますが、正確には「ゲームのルールには著作権が無い」と書くべきだったと思います。というのも、そのルールを作品化することによって、その作品に著作権が発生する(と判断できる)からです。でもそんなこと言っても著作権法10条1項に「ボードゲーム」が書かれていないことを指摘する方がおられるかも知れませんが、これはあくまで「例示」、つまり例えでしかないですからこれに書かれていないから著作権の対象外であると判断はできないのです。となると、著作権法2条1項1号の「思想又は感情を創作的に表現したものであって、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの」という定義に該当するかどうかが問題となります。

 ところで、クロスワードパズルなどのパズルに著作権があるかご存知ですか? パズルのルールに関してはアイデアであるため著作権はありませんが、それを作品化したその「パズルの問題」自体には著作権があるそうです(パズル雑誌「パズラー」のサイトには著作権があることが書かれています)。例えば「お絵かきロジック」というパズルが数年前に流行りました。このパズルのルールに関しては著作権がありませんから、他社が「イラストロジック」「ピクロス」などといった名称で同じルールのパズルを発表しても「お絵かきロジック」の作者には一銭も入りませんでした。しかし、問題には著作権がありますから、それぞれの問題を作った方は著作権を主張できるわけです。パズルが著作権法2条1項1号を満たしているのかについてはちょっと疑問がありますが「著作権がある」という世界文化社の言葉を信じれば、ボードゲームにだって著作権があっても何らおかしいことではありません(判例がないので判断できないというのが正直なところです)。まあボードゲームの箱とかに©の表示もありますし、著作権があるはずなんですけどね。

 その昔、十数年前のことですが、エニックスがドラゴンクエストのボードゲームやカードゲームを発売しました。たまたま知り合いがそのうちの一つを持っていたのでルールブックを読ませてもらったのですが、なんと「はげたかのえじき」そのものだったと記憶しています。ルールには著作権がないですから問題はないのですが、なんか理不尽なものを感じた記憶があります。だからといってゲームのルールに著作権を与えるとものすごいことになってしまうでしょう。例えば「敵を倒すことで経験値が増え、一定数になったら成長する」というルールに著作権があったとしたら多くのRPGはD&D®を販売したTSR社に対して著作権侵害となってしまうわけです。そう考えるとルールに著作権がない方がゲーム業界の発展のためにはなるようです。まあ独創的なものであればパテントをとることでそのルールを守ることは可能ですので、ルールを守る方法がまったくないという訳ではありません。例えば、ヤッツィの得点計算方法やマジック・ザ・ギャザリングのデッキ構築やタップなどがパテントを取っているはずです。そのため「カードを横向きに置くことで能力を使用する」タップの権利を侵害しないようにと、他のTCGでは「能力を使用したことを表すためにカードを横向きに置く」みたいな方法を採っていたと記憶しています。

 「フェレータ」というカードゲームの職業を選ぶ方法(6種類のカードの一つを場に伏せておき、最初のプレイヤーは残りの5種類のなかから一つ選びます。どれをとったのかは公開せずに残りのカードを次のプレイヤーへ渡し、それを一巡行う)が、その翌年に発表になった「操り人形」でほぼそのまま使われていました。それに関してはルールブックにも書いてあることなので知っている人は知っていると思います。ルールに著作権がないからといってそのままパクるのではなく、その一部のみを利用して、違うゲームとして完成させたいい例だと思います。

 「ルールには著作権がない」ことにメリットもデメリットもあります。それを生かすも殺すもその人々のモラル次第なのかも知れません。

 最後に、よく同人活動として「アベ・カエサル」や「キングスコート」「ハーベスト」などの絶版ゲームを勝手に同人ゲームとして発売しているサークルがいくつかありますが、これらは著作権の侵害となる訳です。そのまま複製すれば複製権の侵害、キャラクターものに変えたりした場合は、同一性保持権の侵害も追加となります。ルール(アイデア)自体に著作権がないからと言ってこういう海賊版を作ることは違法であることを覚えておいて欲しいものです。また著作権侵害は親告罪(被害者が訴えない限り、罪を問われることはない)ですので相手に気づかれなければ訴えられたり罪になったりすることはありませんが、違法行為ですし、やっていいというものではありません。

2002.06.04

 数日前にPS広島が「キングダム」という「市場のお店」のリメイク作を入荷しているのですが、買うかどうかで悩んでいます。うーむ。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月4日火曜日

[news] 安田均先生と遊ぶ懐かしのボードゲーム

 5月29日に「時間がわからん」とか書いたのですが、JGCのサイトによると、「8月31日13時から2時間」とのことです。2時間で一体何タイトルやるつもりなのでしょうか。そして整理券の類はどうなるのでしょうか。気になります。

2002.06.03

 「7月下旬にアクア3巻発売」に情報を追記しました。追記した内容は「バネストこと中野さんの掲示板への書き込みによりますと、小説3巻に関しては、幻冬舎からグループSNEへ依頼がされておらず、出る予定はないそうです。また、新書版の小説を出すことは可能なので、それが理由ではないとのことです。」[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月3日月曜日

[news] ドイツ年間ゲーム大賞・最終ノミネート決定

 「プエルト・リコ」「トランス・アメリカ」「ヴィラ・パレッティ」の3作品とのこと。「プエルト・リコ」しかプレイしたことがないので判断できないけど、去年の軽めなゲームという傾向や、一昨年、一昨々年とラベンスバーガー(のブランド)が受賞していることを考えると「プエルト・リコ」は厳しいと予想しているのですけどね。「トランス・アメリカ」はパーツだけは見たんだけど、セッティングが楽そうでゲーム自体が軽そうな雰囲気があったので年間ゲーム大賞向きかな、という気はします。

[news] CAPCOM GAME FAIR 2002のレポートを見よう

 昨日行われた「CAPCOM GAME FAIR 2002」。本当は開始早々に行って、その後YS秋葉原でゲームをしようと思っていたのですが、朝起きれず結局行けませんでした。さて、イベントの翌日ともなれば各サイトにその様子がアップされるわけで、行けなかった私はそれで楽しむしかないわけです。

 まず、カタンの公式サイトでのレポートです。やはり事前情報通り、カタンフラウによるティーチングと物販だけだったようですね。そういえば作品紹介の映像というのがあったはずと思い出し、電撃オンラインのレポートを見ると、ゲーム機版のカタンの映像が流れていた様です。って、おもちゃショーで流れていたのと一緒っぽいですが。この写真だけでしか「カタン」の話題がなくてそんなものか、と思ったのですが、カプコンゲームフェア2002の公式サイトのイベントレポートでは「カタン」の「カ」の字もありませんでした・・・。


2002年6月2日日曜日

[play] ボードゲーム@YS秋葉原・その8

 最近、本当に利用者が増えたなぁと思います。今日も昼頃には9卓中7卓埋まり、残りのうちの1卓は予約だったみたいなのですが、それがキャンセルになったみたいで15時くらいには利用されていましたから、実質8卓埋まっていたという状態でした。ちなみに内訳は、ボードゲーム1卓(うちらですね)、メイジナイト3卓、TRPG5卓(トーキョーN◎VA、真・ウィザードリィ、テラ:ザ・ガンスリンガーなど)でした。

[play] プエルト・リコ×3

 とりあえず3人しかいないので3人で遊べるものを、ということで「プエルト・リコ」を3回ほどプレイ。人数の少なさ&慣れからか3回プレイしても合計2時間ちょいでした。特に珍しいことは起こらず、せいぜい同点で1ダブロン差で勝敗が決まったことくらいでしょうか。3人プレイだと建物数のかつかつさも少なく、また職業選択時にそれほど悩まないで済むので初プレイ時にはいいかも知れません。ただ違う人数でプレイしたときには全然感触が変わってしまいますが。

[play] ワードバスケット×3

 とりあえずプエルト・リコを3回プレイしたところで次に何をやるか決まらず、プエルト・リコを出したままワードバスケットをプレイ。ちなみにルールは、標準ルールに「固有名詞は過半数が分かればあり。ただし人名は不可」を加えました。キャラクター名は人名かという問題に直面しつつ、次までにまたルールを考えることに。ちなみに今回一番困ったのは「夜な夜な」。本当は副詞なので名詞ではないのですが、その場に「名詞ではない」と断言できる者がおらず、一時審議。とりあえず取り下げてもらいましたが、今後こういうことがないように国語辞書を持ち歩くべきなのかと悩んでしまったです。

[play] カルカソンヌ・川拡張&追加セット

 とりあえず違うものをプレイしようということで、ルールのインストが必要ない「カルカソンヌ・川拡張&追加セット」をプレイ。一人で170点強叩き出して勝たせてもらいました。やはり大聖堂のある都市2つともで得点を手に入れたのは大きいですね。大聖堂はやはりギャンブル性を高めただけで入れない方がいいのかも知れないですね。次回プレイする機会があったら抜いてみようかな。

[play] メキシカ→ワードバスケット×2

 続いて参加者の一人が未プレイということで「メキシカ」をプレイしたのですが、彼は初プレイのはずなのに最初から他人を妨害する運河の引き方をしてましたね。第2フェイズのエリアが全て確定する前に自分以外の2人が建物を使い切ってしまい、その後にできたエリアを1の建物だけで得点ゲットできた私の勝利。大きいエリア同士で競うのもいいけど、3人プレイだと建物が1つあるだけで得点が保証されるのだから、より多くのエリアに進出するべきなんじゃないかと思いました。でも個人的には、最下位は点が入らないというルールを付け加えた方が面白いかも、と思っています。

 メキシカの途中で知り合いが一人来ると連絡が入り、来るまでワードバスケットで時間調整。

[play] トーレス→ワードバスケット×4

 一人到着したので、今度は「トーレス」を4人で通常ルールでプレイ。第1、第2フェイズと最下位だったプレイヤーが第3フェイズに一気にトップへ。国王を好きなところへ置けるのは強みでしたが、さらに彼は手番が最後だったのが大逆転の要因でしょう。

 トーレスのプレイ中にまたもや違う知り合いが来ると連絡が入り、また時間調整でワードバスケット。今日だけでもう9回プレイしたことになります。他に5〜10分程度で終わるゲームを持ってこなかったとはいえ、ちょっとプレイしすぎな気がします。今回は「あがると、次のプレイでは最低文字数+1」と言うルールでプレイ。そういうルールを足したのに、いきなり3連勝されてしまいました。さすがに4回目(6文字以上/上がりは7文字以上)は辛そうでした。

[play] プエルト・リコ

 5人になるとは思っていなかったので、プレイできるゲームが少なく結局プエルト・リコの4回目となりました。今回勝った人の戦い方は「大小の市場と商館を手に入れ、タバコを売却→大きい建物建設」という方法でした。今までこの方法は準備に時間がかかりすぎるのでは?と思いプレイしなかったのですが工場に比べて低コストで出来るし、一度回り始めると安定度が高いことに驚かされました。確かに出荷することになっても手元にタバコが1つ残ればそれだけで回るし、生産をしなくても工場を持っているプレイヤーが生産をしてくれる。工場自体は5種類出しても5ダブロン(しかも、ストックに商品がない場合はもらえる額が下がってしまう)だが、大小市場+タバコなら6ダブロン手に入りますからね(しかも同じような戦い方をする人がいない場合は商人が取られないですから、実質7ダブロンで確実に商店に出荷できる)。今回、実績ができたので次回以降、そういうプレイヤーに市場と商館をそろえさせない様になるだろうから、そういう状況でも回るかどうかが楽しみです。

 ちなみに私は「農地→工場→生産施設」というパターンで、大きい生産施設に1人しか置かないことで移民船に乗るコマの数を増やして、宿屋(病院)を取らなくてもそれほど人不足で困らない様にしたところ、宿屋を持った(農地を持たない)プレイヤーは人が余っていましたね。でも、農地は持っているけど宿屋を持たないプレイヤー(例えば私)の人不足感はまだまだありましたが。さて、次回やるときはどういう戦い方をしようかな。

 プエルト・リコが終わった時点で利用時間終了5分前だったのでここで終了。最近同じゲームをプレイすることが増えているので、次回はもうちょっと違うものをやりたいとも思うのですが、「プエルト・リコ」はやってそうな気がします。

[news] 「青春18ラヂオ」のサイト閉鎖へ

 アクワイアちっくなゲームで話題になった18禁ゲーム、Arkの「青春18ラヂオ」の公式サイトが6月15日をもって閉鎖するとのこと。閉鎖後は、Arkの公式サイトにサポートのページがあるので、そちらでサポートされることでしょう。

2002.06.01

 左のブックマークを作るときに後回しにしたゲームサークル関連のサイトのリンクをそろそろ作らないとなぁ。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年6月1日土曜日

[column] アメリカゲームとドイツゲームの違い

 私の場合、アメリカゲームとドイツゲームの違いといってまず出てくるのが「ゲームシステムでバランスを取っているかどうか」です。例えばアメリカのゲームだと、ほとんど制約なしに他のプレイヤーへ直接、攻撃したりすることができます。それに比べてドイツゲームだとある程度システム的に制約があることが多いです。

 これは一長一短がありまして、アメリカゲームの場合はトッププレイヤーへの足止めがかなり効果的に行えますが、代わりにそのプレイヤーにある程度の経験や判断力などを求めることになります。つまりアメリカのゲームは基本的にはゲームのバランス自体をプレイヤー同士で取る必要があり、ゲーマーでないとプレイに向かないことになります。そういうゲームが多いので、いかに目立たないかというのが重要な要素になるわけですし、アメリカのゲームに大味な作りのゲームが多い感じがするのもそういう理由からなんでしょう。

 それに比べてドイツゲームの場合はある程度の制約があるので、意図的に一人のプレイヤーのみを脱落させるのはそれほど容易なことではありません。そのため、初めてプレイする人でもある程度プレイすることは可能です。ただし、トッププレイヤーへの足止めはそれほど強力ではなくなります。ドイツの場合は、家族でプレイするという環境がこうさせているのかも知れませんね。

 他には「コンポーネントがしっかりしている&木製で環境に優しい」「1プレイがそれほど長くない」とかがありますが省略ということで。あと、昔のドイツゲームだと「ルールは1、2カ所捻った部分がありシンプル」というイメージがあったのですが、ここ数年は複雑化の傾向があるのでなんとも言えないです。


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