ボードゲーム雑記

2002年5月

2002.05.31

 更新作業中に寝てしまうことが最近増えてます。やはり午前6時に更新するのは体によくないのかなぁ。ちなみに5月30日分をこちらに再掲しました。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月31日金曜日

[news] 7月下旬にアクア3巻発売

 今までの、1巻・2巻とコミックス版の発売とほぼ同時に小説版が発売になっていたのですが、今回はその予定がないみたいですね(少なくとも7月下旬に出る予定はないみたい)。小説ではボードゲームの魅力が伝えられないと気づいたのか、それともただ単に幻冬舎がソフトカバーの小説を出すラインを持っていないからなのか、気になるところです。※バネストこと中野さんの掲示板への書き込みによりますと、小説3巻に関しては、幻冬舎からグループSNEへ依頼がされておらず、出る予定はないそうです。また、新書版の小説を出すことは可能なので、それが理由ではないとのことです。6月3日・追記


2002年5月30日木曜日

[news] カタン@カプコンの大会の日付決定

 プレイスペース広島さんによると、「8月25日に新宿でワールドチャンピオンシップ(ドイツで10月に)の日本予選が行われるらしい」とのこと。とりあえずコミケやJGCにぶつけるということがなくて一安心です。あと「500人以上のカタンプレイヤー」というのはただ単にカタン@カプコンの売れた数を指しているだけなんでしょう。


2002年5月29日水曜日

[news] JGC2002の告知

 YSに「JGC2002」の案内がありましたのでもらってきました。今回は8月30日(金)〜9月1日(日)に東京ホテル浦島と晴海客船ターミナルホールで行われます。あくまで宿泊する人向けの案内なので昼間のみの参加について触れてないのですが、「※8月30日(金)は宿泊イベントのみの開催」と書かれているので、例年通り31日、1日は昼間のみの参加が可能なようです。ちなみに企業別イベントリストに「安田均先生と遊ぶ懐かしのボードゲーム」というのが書かれているのですが、一体いつ、どこで行われるかは書かれていないのですが・・・。

[other] 我らがボス タレコミ情報

 rAdio-AktiVの掲示板に書かれていたのですが、「ゴーストハンターRPG02」にて安田先生が「ゴーストハンターRPGは、いま最新のドイツボード/カードゲームにもあるような要素(コミュニケーション、わかりやすさ、新しいアイデアとシステムの切れ)を、先取りしてRPGの中に取り込んだつもりです」と発言しているそうな。ゴーストハンターRPGが94年、安田先生がドイツゲームに目覚めだしたのが96年。しかも最新のドイツゲームの要素って言われてもなぁ。自分たちが先見の明があり、今のドイツゲームの要素を先取りしたって言いたいのだろうけど、TRPGなんだからコミュニケーションは当たり前だし、いかに要らない要素を簡素化してプレイアビリティを高めるかがTRPGのデザインの基本なんだから「わかりやすさ」も当たり前。何よりも「新しいアイデア」なしにゲームは出しても売れないのでは?(まぁ、ネームバリューだけで売れるかも知れませんが) 本当につっこみどころ満載な発言です。


2002年5月28日火曜日

[play] ボードゲーム@YS秋葉原・その7

 ゲームマーケットが終わった頃から時々自作ゲームのアイデアを考えていたのですが、ある程度まとまったのでテストプレイをしてみようと思い、知人らとYS秋葉原で集まることになったのですが・・・、間に合いませんでした。とほほ。結局、ただボードゲームをプレイするだけとなってしまいました。まあそれでもいいんですけど。

[review/play] フィレンツェの匠

 最初にプレイしたのはフィレンツェの匠。各プレイヤーは芸術家を自分のところへ招き、作品を作ってもらいその質を競うというゲームです。各プレイヤーは自分のボードとお金を受け取りゲーム開始。森や湖、公園などの景観、建築家や手品師といった人、終了時に得点になる名声カード、他人のところの芸術家をスカウトするスカウトカードの7種類の競りを行います。スタートプレイヤーは好きな物を選択し、順に100ゴールド上げるかパスをするかして行き、一人になったら落札。落札したプレイヤーはこのラウンドでは他の物を落札することはできないので、人数と同数だけ競りが行われてフェイズAが終了します。続いてフェイズBでは、各プレイヤーは自分の領地内に建物を建てたり、芸術家に「言論」「旅行」「宗教」の権利を与えたり、人物を招いたり、作品を発表したり、作品の価値を高めるボーナスカードを引いたりすることを、1手番で2アクション行うことができます(行動によっては2回続けて行うことはできません)。芸術家が望んでいる建物や景観、権利があると作品の価値が高まります。また誰の作品でも価値を高める手品師や一時的に価値を高めるボーナスカードを使用することでも価値を高めることができます。作品が出来たら、それを得点や現金へと変換します。こうして7ラウンドで最も名声を得たプレイヤーの勝利となります。

 「フィレンツェの匠」は少し前に購入したのですがなかなかプレイする機会に恵まれず放置したままだったので、人数のことは気にせずにプレイしたのですが、やはり3人ではつらいです。というのも、フェイズAでの競りがいまいち盛り上がらないのですよ、3人だと。次にプレイするときにはその辺を何とかしたいとは思いました。で、プレイの方は景観をほとんど無視して手品師を3体抱え込んだ私がコンスタントに作品を発表できて勝利しました。ゲーム自体は7回の競りと14回の手番で終わってしまうため案外あっさりとしている印象がありつつも、手番が少ないということはその数少ない手番でのミス(無駄手)は致命傷になりかねないとも言えるわけです。ゲームバランスに関しては、プレイ人数が増えないとちょっと評価できないですね。

[play] カルカソンヌ・川拡張&追加セット×2

 続いて「カルカソンヌ」をプレイ。2回ほどプレイしたのですが、1回目は、一人で修道院を5個手に入れ、その上、大聖堂ありの都市も一人で完成させてた人がいてさすがに勝てなかったです。2回目もさっきの人がまたもや5個修道院を手に入れていたのですが、それ以外でほとんど得点を稼ぐことが出来ずに負けてましたね。まあ修道院はコマが戻って来にくいですし、当然の如く他のプレイヤーの手によって完成しにくいようにタイルが配置されていきますから、4、5個も手に入れてもつらいだけな気がしました。

[review/play] フラットエクスプレス

 アメリカで2001年・年間カードゲーム賞を受賞した「ヘルレイル」のドイツ語版「フラットエクスプレス」。各プレイヤーに手札として3枚ずつ配り、卓上に10個の駅を配置してゲームスタート。手番ではまず山札から1枚カードを手札に加え、その後「線路を敷く」「線路の拡張」「汽車の移動」「貨車の連結」「貨車の切り離し」「カードの補充」の6種類の行動を好きな順番、好きな回数行うことができます(6番目は除く)。まず「線路を敷く」は、手札から1枚、場に置きます。その置かれた線路の上に別のカードを置く「線路の拡張」があり、それで各駅をつないで行きます。自分のコマは最初Aの駅にいるのですが、そこからカードを使用して移動していきます。そして特定の駅に着いたら、貨車にカードを連結したり切り離したりできます。まず連結し、違う指定された駅で切り離し、その切り離した貨車がそのまま点数となります。そして手札を1枚捨てることで、そのカードに書かれているアクションポイントと同数の手札を引くことでカードを補充することができます。カードを補充した場合は、その時点で手番終了となります。そして、山札が全てなくなったら捨て札を山札にし、山札も捨て札もなくなったらゲーム終了。その時点での切り離した貨車の合計点が大きい人の勝ちとなります。

 3・4人で60分というゲームを3人でプレイするのだから、まあ多少時間がかかるだろうなぁと思って始めたのですが、30分程度であっけなく終了してしまいました。まだ切り離した貨車の数が全員足して8つくらいのタイミングで、である。確かにカードの総数が50枚ですから、場の線路が10〜12枚程度、連結している貨車が各3つぐらい、手札が6〜7枚程度、という状態でカード枚数のゆとりが10枚程度。そう考えるとそんなタイミングで終わるのでもそれほどおかしくはないのかも知れません。でも、そのバランスだと4人でプレイしたら一体どうなっちゃうのでしょう? 基本ルールでプレイしてから上級ルールでプレイしようと思ったのですが、あまりのあっけなさにプレイする気も起きず、まずはルールを再確認しようということに。でもルールブックを読んだ限り間違ってないんだよね。

[play] プエルト・リコ×2

 とりあえず10分程度店内をうろついて気分転換し、残り時間が1時間半だったのでインストが要らない「プエルト・リコ」をプレイ。3人ということもあってか1プレイ30分で終わり、結局2回プレイ。最近、宿屋(病院)を無視して、「建物小屋&農地→工場→ギルドホール」というプレイをしていることが多いのですが、うまく機能する前にゲームが終わることが多くなった気がします。以前は工場がきちんと機能していて自分だけがどんどん得をしている、という展開が多かったのですが、どうも最近はゲームの流れが理解されてきたからか、工場と4種類ぐらいの時点で終了してしまうことが増えてきたような気がします。


2002年5月27日月曜日

[news] バンプレス5月号

 なかなか発売にならなかった「バンプレス5月号」ですが、やっと発売になりました。今回からページ数が4ページ増え、表紙や中のページの紙質が変更になっています。今回の特集は「こども。こども。こども。」と題し、子供ゲームを5つ紹介しています。前号と比べて増ページした分、ゲームがちゃんと紹介されていて、「クルクルケッコー」「幽霊城」「ハリガリ」「虹色のヘビ」「メルクマール」が紹介されています。続いていつも通りの「新作紹介」「今なら10点つけちゃうかもしれないカードゲーム」と続き、レビューのページと続きます。クロスレビューは「カタン」「デュポン」「庭園」「プエルトリコ」「ババンク」「ジャンク」の6タイトル。最後に「はじめてだってこわくない」「F−1我が命」のコラムと「サークル報告」があります。

 増ページのおかげで、特集記事に内容があるようになったのは良いと思います。まあ、紹介されているゲームのにHABAものが一つもなかったのはちょっと意外でしたが。「新作紹介」は箱とデータだけなので、どういうゲームがまったく分からずちょっと無駄なページに見えてしまうのは、ネット上で情報収集しているからなのでしょうか。レビューに関しては、やはり点数の理由が分かりづらいなぁと思ってしまいます。どういう人にとっての点数なのかが見えないというか、レビュアーの好みが分かりづらいというか・・・。あと、サークル報告ってサークルを紹介していくページなのかと思ったら、2つのサークルの報告を継続的に載せていくのね。まあ毎号毎号、別のサークルを紹介するのは大変でしょうけど。

2002.05.30

 5月25日分の補完しました。それにしても長い文章ですな。もう少しうまく簡潔に書く努力をしないといけないかもなぁ。27〜29日分は後日補完する予定です。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月26日日曜日

[column] ボードゲームの基礎用語?・その1「ダイス」

 ボードゲームなどで使われる言葉を紹介していく予定のシリーズです。さて、第1回の今回は「ダイス」の紹介です。ダイスとは、基本的には6面体のもので、それぞれの面に1〜6の数字が書かれています。これを振ることで、1〜6の数字をランダムに決めることが出来るわけです。日本では「サイコロ」と呼ばれています。このダイスにはいろいろと種類があり、6面体以外にも4面体・8面体・10面体・12面体・20面体・30面体・100面体などがあります。100面体はまさにゴルフボールみたいな物で、振ってもなかなか止まらないし、どの数字が出たのか分かりづらいと全くいいところがありません。まぁボードゲームでは6面体ぐらいしか使われないと思いますので、別にどんな種類があるかは覚える必要もないでしょう。

 また、ゲーマーの中にはダイスは気合いを入れて振ることで目が変えられるという信念のもと、無駄に力を込めて振ったりする人が居ますし、電子ダイス(ボタンを押すことでどの数字が出たか表示されるダイス)や透明のプラスチックケースの中に入ったダイスを振るのは、ダイスを振る感触を味わえないからか、あまり好まない人も居ます。カプコン版のカタンを手に入れたものの、プラスチックケースから取り出してサイコロを振っていたり、木製のダイスでないとカタンではないとか言って、わざわざ用意したりする、なんて人は居ませんか?

2002.05.29

 更新の遅れを取り戻そうとしているのですが、まだ25日の途中までです。今夜(明日の朝)には続きをアップする予定です。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月25日土曜日

[play] ボードゲーム@土浦

 23日に秋葉原で会ったTable Games in the Worldのおのさんに招待され、おのさんの知り合いの方(Kさん)のお宅へ訪問してきました。今回は、今までプレイしたことがないものを中心にプレイしよう、ということになり、まずは「Kula Kula(クラクラ)」をプレイ。

[review/play] Kula Kula(クラクラ)

 93年の年間ゲーム大賞・美術賞受賞作。ボード上には楕円状に約30のマスが書かれていて、そのうちの10マスに巻き貝(本物)、またそれとは別のマスにタカラ貝(これも本物)をいくつか置きます。そして各プレイヤーは自分のコマ(木製のヨットコマ)を配置してゲーム開始。手番では「1マス進む」か「カードを引いて進む」ことができます。カードには「1マス進む」「2マス進む」「偶像」の3種類があり、何枚引いても構いません。引いたカードに書かれていたマス数の合計だけ進むことができます。ただし「偶像」が出た場合はそれまで引いたカードの効果を得られずに直ちに手番が終了となります。移動したマスにある巻き貝はそのまま手に入れることが出来ますが、タカラ貝は巻き貝を3つ、ストックに戻すことで手に入れることができます。手番の最後にイルカのルーレットを回し、そこに書かれた数字のマスに巻き貝を置き、次の人の番となります。そして一定数(人数によって異なる)のタカラ貝を集めたプレイヤーの勝利となります。

 プレイではお互いのんびりとカードを引き合うという展開。やはり1マス進めるだけでは勝負になりませんから、とにかく引く引く引くという展開となりました。途中、おのさんのコマが自分のコマに近づいて来たので、とにかく追いつかれない様にとプレイしているうちにKさんの勝利となりました。

 3人でプレイしたのですが、3人ではボードが広すぎました。他のプレイヤーのマスにたどり着いたらそのプレイヤーから巻き貝が1つもらえるのですが、そういうこともいっさいなく、お互い多少の距離を開けたまま移動しているという感じになっていました。また、抜かれないということは、自分の先にある巻き貝は自分のものとなるのがほぼ保証されているわけで、イルカのルーレット運の方が強いという結果になっていました。また、コンポーネントは確かにきれいで良かったのですが、イルカのルーレットの出来だけは納得がいきませんでした。というのも、ある程度の力を入れないと回らない様になっているのですが、ルーレットはボードに固定されていないために弱すぎると回らない、強すぎるとルーレットが吹っ飛ぶ、という代物で、同じような力加減になりやすく、同じような数字が出やすいような感じがしました。ゲームとして楽しむのであれば5人でプレイした方が良いと思います。ある程度接近していると、移動しなくては追いつかれるという危機感があり、安全に1マス進むのも選択肢として「あり」になるでしょうから。

[review/play] Tabaijana(タバイヤナ)

 続いてプレイしたのが、90年の年間ゲーム大賞ノミネートの「Tabaijana(タバイヤナ)」。火山で沈没しそうになっている島から脱出するゲームです。まずスタート地点に5色の荷物各4つ、計20個の荷物を適当に積み上げます。そしてプレイヤーは自分の色を決めてプレイ開始。プレイヤーは手番でまずサイコロを1つ振ります。そしてその目の数と同じマス数だけ、任意の個数の荷物を進めます。といっても自分の荷物だけを移動させることができるのではなく、「その移動させる荷物の中に自分の色が入っている」か「移動せずに残っている荷物の一番上が自分の色である」のどちらかを満たす必要があります。また、ボードの途中に船があるのですが「船の上に何も乗っていない場合」か「船に乗ってる荷物に自分の色がある場合」に限り、船を先へと進ませることができます。この様に荷物や船を進ませていき、自分の色の荷物を船の上に4つ重なっている状態になったプレイヤーの勝利。もし船が先に行きすぎて、21マス目をすぎたら、全員脱出できずに負けとなります。

 かなりパズルみたいなゲームでした。自分の荷物をどうやったらまとめられるか、そして他のプレイヤーがそろえそうになった荷物をどうやって妨害するかを考えていきます。といっても移動できるマス数がサイコロの目次第なので思惑通りになかなか行かない展開です。また他人のコマをどんどん先へ進めさせるとそのプレイヤーが移動することが出来なくなって船をどんどん進めてしまう危険性もあるので注意が必要です。荷物を3つ重ねるとサイコロの振り方が変わって希望の目が多少出やすくなるので、いかに早く荷物3つをそろえられるかが勝負の分かれ目かも知れません。プレイでは自分が荷物を4つ重ねることに成功したのが21マス目で、それ以降は船を進めていき、ちょうど21のマスについたので勝てましたが、最後は本当にサイコロ運でした。

[review/play] Um Reifenbreite(ホーマス・ツアー/ウム・ライフェンブライト)

 92年の年間ゲーム大賞を受賞したにも関わらず国内にほとんど入ってこなかった「Um Reifenbreite(ウム・ライフェンブライト)」を続いてプレイ。これは自転車レースのゲームで、1プレイヤー4人の選手を受け待ちます。そして順番にスタート地点に置いてゲームスタート。まず先頭列の右端の選手から移動を始めます。移動にはサイコロを2つ振り、その合計値まで進むことができます。また、サイコロを振る前に、最初に配られるエネルギーカードを使用してサイコロの目を1つ決めることもできます。移動が終わったら、移動前にその選手の後ろのマスにいた選手は、移動した選手の真後ろのマスへ移動することもできます(スリップストリーム)。ただし、移動した選手がエネルギーカードを使用して「逃げる」ことを宣言した場合や、その選手の後ろのマスまでの距離が遠かったり、他の選手が居た場合は移動することができません。またサイコロの目が7の場合にはイベントカードを引くのですが、ちょっと加速したり、後ろや左にいる選手を巻き添えにしながら転倒して1回休みになったりします。これを順番に処理していきます。途中の山道や悪路では移動力が低下し、下り坂では移動力が上昇します。そして一定数の選手がゴールしたらゲーム終了。途中のポイントの通過順位やゴール時の順位から選手の点数を出し、各チームの選手の合計点が大きいプレイヤーの勝利となります。

 移動にサイコロを2つ使うだけあって、非常に移動力の差が出やすく、早い内に集団から抜け出したら、その後はほとんど追いつかれることなくそのまま独走してしまいました。また移動力がサイコロで決まるので、道がふさがれていてもあまり気にせずに迂回してしまうという展開。レースゲームとしては「アベ・カエサル」の方ができが良いという感じがすごくしましたね。確かに団体戦であることやスリップストリーム、転倒などの要素がありますが、サイコロ運の方が強すぎる部分がちょっと問題かと。また、ドーピングというルールがあり、ドーピングすることでエネルギーカードを1枚手元に戻せるのですが、ゲーム終了時に1/3の確率で発覚して全員失格になるというのも、バランスが悪いという感じがします。

[review/play] Waldmeister(バルト・マイスター)

 「プエルト・リコ」の作者が、「マンハッタン」に続いて出した「Waldmeister」(訳すと「森の支配人」みたいな感じかなぁ)。各プレイヤーは自分の用のボードを受け取ります。自分のボードには12のマスがあり、そこに木や苗、種を植えていくことになります。また各プレイヤーにカードを5枚ずつ配り、ゲームが始まります。手番ではまずカードを1〜3枚、自分の前に裏向きのまま置きます。置いた枚数だけ時間が進み、季節が変わった時にはその季節の効果が発生します。春なら種が苗へ、苗なら木へと成長します。ただ、成長する時にそれぞれの苗や木に隣接する工場や道路からダメージを受けてしまいます。もしダメージがその苗や木の許容量を超えてしまった場合は、種に変わってしまいます。夏の場合は、それぞれの木のところへ動物がやって来ます。その動物は終了時に得点になるので重要です。秋にはそれぞれの木がお金を生み出し、手に入れることができます。ちなみに冬は何も起こりません。季節の処理に続いて、最初に伏せたカードを誰が使用するか決めることが出来ます。1枚の場合は指定した相手(自分は除く)に効果が発揮し、2枚以上の場合はその枚数分だけ相手(自分も可)を指名し、それぞれ1枚ずつ引いて処理します。カードの処理が終わったら、工場や道路を通常の価格よりも高くですが整備することができます。そして手札を5枚に戻して手番終了となります。これを繰り返して行きます。終了条件は「ストックのお金が全てなくなる」か「誰かのボード上に木が12本立って手番が終了した場合」で、どちらかを満たしたらその他のプレイヤーが1回ずつ手番をこなして終了となります。動物の価値と木の価値、木の種類によるボーナスを合計し、ダメージカウンター数だけ引いた数がそのプレイヤーの得点となります。また「ダメージカウンターが一定数(人数によって変わる)以上になった場合は、即時に終了し、全プレイヤーが負け」となります。

 ゲームをプレイして思ったのが、まず「プラス効果のカードが少ない」ということ。建物が安く建てれたり、苗を安く競ったりできるのはいいのですが、ダメージカウンターを除去するものは非常に少なかったですね。ただでさえ自分がダメージを食らうことを避けて複数枚出しても自分を選択せずに他のプレイヤーにダメージを与えていくのが中心となっていくような気がします。またこのシステムの欠点なのですが、トップのプレイヤーの足を引っ張るのは簡単なのです。そりゃそうです、強力なカード(複数の木を種にしてしまうものとか)をそのプレイヤーに指名すればいいだけのことですから。そんな足の引っ張り合いのゲームでなかなか進まないのですが、終盤になると違う問題が発生します。それはダメージカウンターがゼロになりそうになることです。そうするとおいそれと他人にダメージを与えることも出来なくなります(木を種にするカードはありですが)。そんな謎の均衡の上で成り立っているゲームなのですが、負けているプレイヤーが「自分が勝てないなら全員負けにしてやる」という自爆行為ができるという重大な問題も抱えています。システム的にはいろいろと未完成な部分があるゲームでしたが、その経験をうまく「プエルト・リコ」に生かせたのではないかなと思います。

 ちなみにプレイの方は、約2時間かかりました。1時間くらいで終わりそうになったのですが、ダメージカウンターが少なくなってしまい、微妙なバランスで進んだのですが、ダメージカウンターがそこそこあって、且つ終了条件を満たした私がうっかり強力な攻撃カードを使ったらちょうどカウンターが0になって全員負けとなってしまいました。一応その時点での点数も計算して見たのですが、終了少し前に複数の木を種にしてしまうカードを食らったおのさんはやはり点数が低かったですね。終了間際にそういう強力なカードを食らうかどうかが勝敗を分けそうな点もちょっとバランスが悪い感じがありましたね。

[review/play] Klondike(クロンダイク)

 軽いゲームをやろうということで「クロンダイク」をプレイ。言うまでもないですが、ソリティア(トランプの1人遊び)の「クロンダイク」ではなく、2001年子供ゲーム大賞受賞作の方です。クロンダイクとはカナダ北西部のユーコン河流域の、1897〜98年のゴールドラッシュで有名な地域で、砂金取りに集まった開拓者(金鉱掘り)のこともクロンダイクと呼んだそうです。そこまでいえばこの「クロンダイク」がどういうゲームか分かると思います。そう、砂金取りのゲームです。

 プレイヤーは手番で袋からボールを3つ取り出します。ボールには砂金を表す黄色の石と、石ころを表す灰色の石、黒色の石があります。取り出したボールが3つとも石ころの場合はそれで手番が終了となります。3つとも黄色の場合は、自分が2つ、アライグマごまを持っている人が1つ手に入れます。アライグマごまは、取り出したボールに灰色があった場合にそのプレイヤーが受け取ります。そしてもし黄色が1つか2つの場合は砂金取りを行います。砂金取りを行うときは、それ以外のプレイヤーはいくつ残るか(0〜2個)を賭けます。そして手番プレイヤーは砂金取りを行います。大皿の上に3つのボールを乗せて回します。うまく石ころを全て大皿から落とせたか、金を全て落としてしまったら砂金取り終了です。大皿の上に残った金を手に入れることができます。そして、各プレイヤーの賭けの結果を精算します。袋から玉3つを取り出せなくなるまで続け、最も金を多く持っているプレイヤーの勝ちとなります。

 大皿から石を取り出すのはちょっとしたコツが要りますが、確実に取り出せるようになると今度は予想を外す必要がでてきます。といってもまずは慣れることからでしょうね。ゲーム自体に勝つためには黄色3つを引き続けることの方が良いのですが、黄色3つなどで砂金取りが出来ないと何か消化不良な感じがしてしまいます。プレイの方は、なんか初めてなのに一度も失敗せずにうまく砂金取りに成功しつづてた私の勝利となりました。

[review/play] Nur Mut!(ヌーア・ムート!)

 「Nur Mut!」とは「勇気を出せ!」という意味。そう、勇気が試されるゲームなのです。各プレイヤーはまず両面に数字が書かれたカードを10枚、自分の山札として受け取ります。そして場に3枚カードを置いてプレイ開始。手番では「場に置かれた3枚のいずれかの上に、自分の山札の一番上のカードを置く」「パスをする」「自分の山札の一番上のカードを裏返し、置けるなら場の3枚のいずれかに置く」のいずれかを行います。場にカードを出す場合、その場の数字より1大きいか1小さいカードに限られます。また3番目の行動でもし置けた場合はまた手番となりますが、もし置けない場合は、場にある3つのカードのうち一番大きい数字が置かれている山を全て、自分の山札の下に置きます。またジョーカーは好きな場所へ置くことができる上に、そのジョーカーの上に数字カードが置けるまで自分の山札のカードを置いていくことができます。そうして、自分の山札を全て場に出したプレイヤーの勝利となります。

 非常に軽めなゲームなので、2回プレイ。2回ともおのさんの勝利となりました。私は「勇気を出して」裏返して失敗、その後も元々の数字を忘れてまた裏返して失敗などのミスが続き全然勝てませんでした。記憶力の欠如は、勇気云々以前の問題でした。

[review/play] Die heisse Schlacht am kalten Buffet(冷たい料理の熱い戦い)

 続いては90年の年間ゲーム大賞ノミネートの「冷たい料理の熱い戦い」。ボードには21マスかかれていて、その先に料理タイルが山になっています。手番にプレイヤーはサイコロを1〜3個振り、その目の合計が7以下の場合に移動することができます。移動できるマス数は「目の合計×振ったサイコロ数」ですから、3個振って7を出せば21マス進むことができるわけです。もし目が8以上の場合はスタート地点に戻ります。21マス目ちょうどに止まった場合は料理タイルを2枚、21マス目をオーバーした場合は1枚手に入れてスタート地点に戻ります。もし移動した先に他のプレイヤーのコマがあった場合はそのコマの上に乗ります。他のコマの上に乗っている場合は、その下のプレイヤーの手番の時に振るサイコロの数を上のプレイヤーが決めることができますし、もし21マス目にたどり着いた場合は上のプレイヤーだけが料理タイルを手に入れることができます。そして、料理タイルの一番下にあるロブスターを誰かが手に入れたところでゲーム終了。手に入れた料理タイルの合計点が多いプレイヤーの勝ちとなります。

 安全にサイコロを1個振って進んで行くのも、3個振りに勝負をかけても良いですが、やはりスタート時は2個振って移動することになると思います(サイコロ1個の期待値:3.5/2個:6.22/3個:2.92)。ただ、2個振りでの移動だと同じ14のマスへ着く可能性があるので、他人が14に移動するまでは3個振りで勝負しつつ、誰かが12や14へ移動してから2個振りで追うというのもありかも知れません。やはり他人のコマに乗れるかどうかというのはかなり重要なポイントだと思いますから。また、料理タイルの点数は1から6(ロブスターは7)ですので、最後のロブスターの7点はかなり大きいことになるでしょうし、どのプレイヤーもサイコロ3個で7を出せば取りにいける(確率は6.9%)わけで、逆転の可能性はあり、最後まで盛り上がるのではないでしょうか。それに、点数にばらつきがありますから、枚数よりも質重視で取りに行くのもありかも知れません。プレイでは、枚数は集めたのですが価値が低い物が多く、あとロブスターだけという状態でおのさんとは同点でロブスター勝負となりました。ただ、その時点で先を進んでいたのが私だったこともあってぎりぎり勝つことが出来ました。

[review/play] Bilabong(ビラボング)

 94年の年間ゲーム大賞ノミネートの「Bilabong(ビラボング)」が今日最後のゲームとなりました。ビラボングはカンガルーのレースのゲーム。まず自分のカンガルー5匹を順次配置していきます。そしてゲームスタート。手番では、いずれかのカンガルーを「1マス移動させる」か「カンガルーを飛び越すのを繰り返す」ことができます。飛び越す時には、そのカンガルーの縦横斜めのいずれかのライン上にいる、1体のカンガルーを利用します。飛び越す時にはそのカンガルーまでの距離と同じだけ向こうへと飛び越すことになります。また飛び越した先からもまた飛び越せるのであれば続けて飛び越すことが出来ますので、一気に大きく移動することも出来たりします。これを繰り返し、自分の全てのカンガルーが、ボードのスタートラインを通過して時計回りに一周回ったら勝者となります。

 ゲームの配置順を除くと運の要素がまったくないゲームで、パズルみたいなゲームでした。ある程度の間合いを取りながら、自分のコマや他人のコマをいかに利用するか、他人の動向も考えた上で何手か先を読むことができるか、という感じで非常に頭を使い、最後に気軽にプレイするものではありませんでしたね。プレイではうまく自分のコマをつなぐことができ、勝つことができました。コマをあまり先行させず、遅らせずというバランスが難しいなぁと思いました。

 結局、Kさんのお宅に11時間近く滞在し、今までプレイしたことのないゲームをいろいろと堪能することができ、非常に有意義な1日となったのでした。


2002年5月24日金曜日

[news] 「CAPCOM GAME FAIR 2002」に『Catan』出展!

 カタン@カプコンのティーチング、物販、作品紹介の映像といったところのようです。今回は名人との対戦とか、フリープレイとかはないのでしょうか?


2002年5月23日木曜日

[play] ボードゲーム@秋葉原・その6

 平日だというのに、知人が「休みだからボードゲームやりたい」とのたまうので、なんとか時間を調整して私も参加することに。

 YS秋葉原に行くのは久しぶりなのですが、19日からプレイスペースの利用規約が変更になっていました。変更点は「平日の利用料金が、一人/一日 200円」「電話予約の場合は、開店から30分以内に来店か連絡をしない場合はキャンセル扱いとなる」といったところでしょうか。今まで平日の利用者はあまりいない(というか見た記憶がない)状態でしたから、この実質的な値下げでどれだけ人が来るようになるのか気になるところです。

[play] プエルトリコ×2

 私、知人I、知人Tの3人でプレイ。1回目は、宿屋→工場→ギルドホールというお約束みたいなプレイで勝利。2回目は、Iが大量の現金で逃げ切ったという感じでした。3人でプレイしているため、ちょっと気を抜くと選ばれなかった職業に置かれるお金がどんどん増えて行き、それで序盤に大量のお金を集めていました。Iの右に座っていたTにはきちんと取って欲しかったのですが、初プレイの彼にそれを求めるのは酷だったようです。

[review/play] トーレス

 続いてプレイしたのが「トーレス」。8×8マスのボード上にお膳みたいなコマを置いて城を再建するというもの。ゲームは3フェイズ(10ターン)に分かれていて、手番では5アクションポイント分の行動を行います。手番で行える行動は、2アクションポイントの「騎士を新たに配置する」、1アクションポイントの「騎士を1マス移動する」「コマ(お膳)を1つ置く」「アクションカードを引く」「1点増やす」、0アクションポイントの「アクションカードを使用する」の6種類。自分が配置できるコマ数は、人数や何ターン目かに依って変わるのですが、だいたい2〜3コマ。それを盤上に既に置かれたコマに隣接するマスかそのコマの上に置いていき、立体的な城を作っていきます。といっても、城を大きくしただけでは点数になりません。点数は各フェイズの終了時に「自分の騎士が居る城の広さ×騎士がいる高さ」で計算されますから、城を広げつつ、自分の騎士を高い場所へと移動させていく必要があるわけです。また上級ルールなどがいくつもありますので、それらのルールを追加することで違う感覚でも楽しむことができます。

 運の要素が、引くカード運ぐらいだけですからやはりある程度は経験の差が出てしまう訳で、一番プレイ経験が多い私の勝利で終わりました。といっても、1、2回プレイすれば経験の差はあまり出ないので初心者でもそれほど難しいゲームではないだろうと思います。また運の要素がほとんどないといっても、カードの内容に強力なものもありますからそれほどかつかつなゲームにはならないのも良い点だと思います。ただ、第3フェイズあたりでは、よほどのことがない限り逆転は出来ないので、第3フェイズになった時点で負けているプレイヤーにはちょっとつらいかな、という気がします。

[review/play] マジェラン×2

 「トーレス」を再びプレイしようとした時に、別の用件(メイジナイト)でプレイスペースに来ていた方に「一緒にプレイして良いですか?」といきなり聞かれて驚きつつ、一緒にプレイすることに。続いてTable Games in the Worldのおのさんが到着。おのさんのサイトで紹介されているダイスゲーム大全を1冊譲ってもらうことになっていて、それを渡しに来てくれたのです。おのさんもゲームに参加するということで、5人で出来る「マジェラン」をプレイ。

 「マジェラン」は大航海時代の提督を競り落とすゲーム。ゲームは3フェイズに分かれていて、第1フェイズでは、6人の提督が3枚ずつあり、それを落札して行きます。それぞれの提督は、フェイズ終了時の補充する枚数を増やしたり、終了時に得点になったり、特殊能力があったりと、それぞれ特徴があります。そして18枚のカードが落札されれば第1フェイズは終了。フェイズ終了時に各プレイヤーは手札を補充します。続いて第2フェイズになるのですが、第2フェイズでは提督のカードがそれぞれ2枚ずつとなり、その提督を落札できるのが第1フェイズで落札した人だけと変わります。また第3フェイズでは提督が1枚ずつとさらに減少します。そして全ての提督が落札されたらゲームは終了。落札した提督の点数と手持ちのカードの点数の合計がそのプレイヤーの得点となり、最も点数が多いプレイヤーの勝利となります。

 このゲームにはボードが2枚入っていて、ボード1枚につき3人ずつ書かれています。そのボードにはそれぞれにA面・B面があり、その面に依って提督の能力が(一部)変わります。初プレイということあって、A−Aで1回、B−Bで1回プレイ。提督の能力は様々で、カードの補充に特化した提督や点数が高い代わりに競りの他にカードを1枚必要とする提督などいますので、バランスよく手に入れていく必要があります。わざと同じ提督を複数回落札して後のフェイズで楽が出来るようにプレイしたり、多くの提督に絡んでみたりとプレイスタイルも様々でした。ゲーム自体は単純なルールの競りですし、補充時のカードの運の要素もあるので、各提督の特徴を覚えればそれほど難しいゲームというイメージはなく、楽しめると思います。

[play] プエルト・リコ

 この日の最後にプレイしたのは「プエルト・リコ」。5人プレイということもあって、人気のある建物があっという間になくなっていきます。自分は宿屋(病院)→工場と展開したのですが、軌道に乗り始めたときにはゲームが終了していて、工場をうまく使いこなすことが出来ませんでした。今回のプレイでは「採石場」を1つも取れなかったのがかなり最後まで響いたことと、宿屋を立てた後、立てなかったプレイヤーたちがどんどん市長を選択して全体的に人が余剰な状態へ持って行かれ、無理して宿屋を建てたメリットを潰された感がありました。市長を選ばないで済むので他の職業のメリットを得ているはずなのに、つらかったです。

 「プエルト・リコ」が終わった時間でちょうど場所の終了時間となったので、ここで解散となりました。


2002年5月22日水曜日

[news] サンセット・ゲームズさんが「オリジンズ2002」への同行者募集

 気になる方は問い合わせてみてはいかがでしょうか。私は時間的にも金銭的にも無理だなぁ。それ以前にパスポートがないですが。

2002.05.21

 これだけ更新間隔があいたのは「ボードゲームの部屋」が出来てからだと初ですね。今後も時々長期更新停止状態があるかも知れませんが、よろしくお願いします。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月21日火曜日

[other] バンプレス??

 バンプレス5月号について掲示板で5月10日に「予定通り刷り上がってくれば、21日には各店舗にもバンプレス5月号が並ぶと思います」と書いてあり、それについてそれ以降触れていなかったので「予定通り刷り上がっ」たのだろうと思い、メビウスに行ったのですが、ありませんでした。何でも「今日発送したという連絡が来たので、おそらく明後日くらいにはつくのでは?」とのこと。

 なんでそういう情報を出してくれないのだろうか。そんな余裕がないというなら、月刊というスケジュールか、制作の体制に問題があったこととなる。しかし、定期購読という形を取った以上は、スケジュールの変更も価格の変更も来年3月までは無理ということになるわけで、ある意味自分で自分の首を絞めているような状況であるとも言えるわけです。それにしても、バンプレスがわざわざミニコミ誌という形態で発行する理由は何なのだろう? インターネット環境がない人向けだとしても、遅れるという情報がネット上のバンプレスのサイトの掲示板(と定期購読している人へのメール)だけなのを考えるとネットに依存している部分があるわけで、普段そういうサイトへ巡回しない人向けだとしても販売店舗はボードゲーム専門店。よくわかりません。


2002年5月20日月曜日

[column] 「カタン」で交渉するべきか否か

 なにやらカタンの戦術論に関するページに「相手手番中に交換しない」ということが書かれているそうですが、それが本当に有効な方法なのでしょうか。例えば交換したとします。そうすると、手番プレイヤーのメリットは言うまでもありませんが、交換相手もまったく得をしていない訳ではなく、相対的に考えれば交換した2人以外のプレイヤーが損している訳です。特に序盤であれば、いかに早く開拓地を広げていくかというのが重要ですから、(非手番だからといって)交換しないのが得策であるとは言い切れないです。また、自分が多少不利な交渉でも多くのプレイヤーを相手に交渉することで自分のメリットが一番多くなる、という考え方もあります。つまり、自分以外の3人が非手番中には交換しない人だとして、その3人と1回ずつ交換したとします。その場合、手番中での交換を+1、非手番中を+0.5のメリットがあった想定すると自分だけ+1.5(他のプレイヤーは+1ずつ)で得していることになる訳です(実際序盤だと非手番中の交換によるデメリットはそれほどないので、+0.8ぐらいの価値はあると思いますので、2人と交換できただけでも得がある訳です)。

 といっても状況によっては交換やその交渉で自分の手の内の一部が知られることによるデメリットが大きすぎる場合(例えば、騎士や独占などの対象にされる可能性が強い中盤以降とか)があるわけで、交換するのが絶対に得であるとも言い切れないわけです。また、自分の生産力が他プレイヤーよりも勝っているのであれば、交渉しないことで自分だけが(生産力で)得をしているという考え方もできます(それによって、自分以外のプレイヤー間で交換が行われ自分だけが損する可能性もありますが)。

 なんだかんだ言っても、要は「状況次第で考えろ」ってだけなんですよね。交換しない人が多く自分の生産力が高ければ交換しなければいいわけだし、自分が手番だからといっても自分よりもメリットがあるプレイヤーとは交換しない方が良いわけだし。そんなものです。


2002年5月19日日曜日

[column] ゲームのルールはどこまで厳密にプレイされるべきか

 「カタンの開拓」では「建築」(建物などを建てたり、カードを引いたりする)のは「交易」(他プレイヤーとの交換や港などでの交換)よりも後で、「建築」後に「交易」することはできません。また「カタン@カプコン」では「カードを引く」と手番が終了します。どこまで厳密にプレイされるべきなのでしょうか。

 この「カタンの開拓」に関する例では、そういう順序なのに意味があります。交易→建築なのは、このターンに港のマスに開拓地を建ててもその港は利用できないことを表していて、カードを引くと手番が終わるのは、それまでのターンに引いたカードとごっちゃになっても大丈夫なようにという配慮だと思われます(そのターンに引いたカードは使用できないので)。

 では実際にプレイでそこまで厳密にプレイする必要があるか、ということになるのですが「必要ない」でしょう。「開拓地建てた後なんだから交渉はできない」ではなく、「このターンに建てた開拓地の港は使えない」とすればいいだけのこと。ルールは守るべきだと思っていますが、プレイアビリティが下がるほどまで厳密にプレイする必要はないと思っています。ただ、大会とかだとこうは行かないのかも知れませんが。


2002年5月18日土曜日

[news] ボードゲームの本に関する続報。

 5月14日にも書いたのですが、ボードゲームの本がでるそうです。で、それに関してJAGAの掲示板の方に書き込みがありまして、ゲーム好きの方々からの意見を募集しているとのこと。詳しくはJAGAの掲示板の方で見てください。

[play] カタン×8

 おもちゃショーに2日とも行くも結局優勝できなかった知人Oが、夏の大会に向けてプレイしたいというのでつきあうことに。場所はそのOが働いているらしい、北千住あたりのゲームショップのデュエルスペースで、2卓しかないのに片方を7時間近く占拠させていただきました。ちなみにもう1卓は遊戯王を20代らしい人と小学生らしい人とで、ののしり合いながらプレイしていました。

 7時間の間に休憩なしのノンストップで8プレイ。さすがに7回目あたりで集中力がとぎれる方も現れてましたね。結局、私が8戦4勝、Oは2勝、他2人が各1勝となりました。

 プレイ後に感想戦をせずに黙々とプレイしただけだったのですが、Oには何か得るものがあったのでしょうか。私はおなかいっぱいになっただけでした。2ヶ月ぐらいはもう遠慮したいです。


2002年5月17日金曜日

[news] 『ワードバスケット』の商品化がほぼ決定した模様

 最近、各所でプレイされているらしい(うちでもよくプレイしています)「ワードバスケット」が商品化されるそうです。商品化されるとして、一体どこらへんに流通するのでしょうかね。ボードゲーム系の専門店だけだと既に自作しているかゲームマーケットで購入した人ばかりだろうなぁ。

2002.05.16

 次の日曜日にボードゲームをやろう、と思ったのにYS秋葉原のプレイスペースがイベント使用の為、使用不可。しかも5月19日、25日、26日・6月1日としばらく土日は使えないんだよね。代わりに使える場所を見つけないとなぁ。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月16日木曜日

[news] ドイツ年間ゲーム大賞・ノミネート発表

 2002年のノミネートは、

 とのこと。プレイ人数などはBrett & Boardを参考にさせていただきました。

 さて、ドイツ年間ゲーム大賞予想でもしてみますか。今までに2人プレイのものが大賞をとった記憶がないので、おそらく「デュポン」「銅鍋屋」はないかな。あと「指輪物語−仲間たち−カードゲーム」は、去年「指輪物語」が特別賞をもらっているからきびしいかと。それと「アトランティックスター」も97年の「ショーマネージャー」のリメイクなのでちょっとどうかと。人気が高い「プエルト・リコ」ですが、大賞は取れないんじゃないかな、と思っています。というのも、99年、2000年とRavensburgerが受賞しているので、なにやら政治色が見え隠れするドイツ年間ゲーム大賞では、4年間に同じ会社が3回はありないかと思うんですよね(代わりにドイツゲーム賞の方は取れるのではないかな)。あと去年の最終候補の様に低年齢化されてたら「マジェラン」もつらいかな(競りゲームは年齢が必然的に上がるので、受賞は厳しいでしょうね)。そうなると「ジャンク」「トランスアメリカ」あたりなのかな。まあ今まで予想して当たったことなどない私の予想ですから、誰も信じないと思いますが。

2002.05.15

 あまり音がしないで使いやすいサイコロ受けを探しているのですが、何かいい物はないですかね。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月15日水曜日

[news] カタン@カプコンの販売数500個突破

 カタンの注文書についていたあおり文句によると、渋谷TSUTAYAでの販売について「販売数500個突破!!(販売開始より54日間、販売数0の日は一日も無し!!)」とのこと。「初日105個、2週間で250個以上」とチラシに書かれていたことを考えると、42日(6週間)で約250個。平均6個/日、ということでよろしいのでしょうか。それともこの数字にはwebでの通販分やゲームマーケットでの販売数もカウントされているのでしょうか。その辺が気になるところです。確か先行販売は1000個とか言っていたはずなので残り半分デス。

[news] ドイツゲーム賞、投票開始

 今年もドイツゲーム賞の投票の時期になりました。って今まで投票したことないけど。Table Games in the Worldさんの方で投票の仕方がまとめられているので興味がある方は投票してみてはいかがでしょうか。


2002年5月14日火曜日

[news] ゲームの書籍がでるらしい

 5月11日のYS秋葉原のイベントの途中(4時頃だったかな)に来られた方が、どうもゲーム本の編集をしているらしいのです(K.G.B.さんのレポートIGAさんのレポートより)。以前どっかで「新しい本がでるらしい」と噂を聞いていたのですが、その噂で言われていた本と同じモノかは分かりませんが非常に気になるところです。

2002.05.14

 「操り人形・英語版」で解釈が分からないルールがあったのですが、Table Games in the Worldのおのさんが問い合わせたそうです。その回答がおのさんの掲示板とCitadelles(操り人形)のサイトに書かれていたので参考にさせていただきました。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月13日月曜日

[news] エポックのNDSGは6月7日予定

 ゲームストアバネストの掲示板にて書かれていたのですが、「エポック社のボードゲームは6月7日発売予定」「カプコン版カタンは7月5日発売予定」とのことです。

 あと、ゲームストアバネストの新商品案内によると「トライソフト版のカタンはカプコン版が一般販売されるまでは入荷がありそう」とのことです。また5月10日にカタンの開拓・トラベルボックスを入荷していたのですが既に完売した模様です。

[news] 「カルカソンヌ・川拡張」が書泉に入荷

 入荷していたという話を聞いたので書泉へ行ってみたのですが見あたりませんでした。3000円だったそうです。


2002年5月12日日曜日

[event] 2002東京おもちゃショー

 カプコンがカタン大会を開くというので、2002東京おもちゃショーへ行って来ました。昨日の一般公開日はYS秋葉原のイベントへ行った関係で不参加でしたが、行っていた知り合いによると、何でも予選は2卓×2回で行われ「1回目の予選で負けても2回目に参加できる」「参加は抽選だけど、実際には抽選ではなかった(参加希望者がそれほど多くはなかった)」そうです。さて、今日はどれだけの参加者がいるのでしょうか。そして、エポック社はちゃんと出展しているのでしょうか。その辺が気になるところです。

[event] カプコンブース

 入場と共に最初に向かったカプコンブースは「カタン」一色でした。ブースには8卓ぐらいのプレイスペースが用意され、約15分のティーチングか約1時間のプレイを楽しむことができました。ティーチングはどうも誰かが5点になったら終了というルールだったみたいです(受けてないので間違えてるかも知れません)。また、カタンと指輪物語のそれぞれのチラシが置かれていて、カタンのチラシには、渋谷TSUTAYAでの先行販売で初日に105個、2週間で250個以上の売り上げだったと書かれていました。

 カプコンブースについた私は、とりあえずカタングランプリの整理券とチラシをもらってエポック社へと移動しました。

[event] エポックブース

 エポック社のブースでは、NDSG(ノンデジタルストラテジーゲーム)という名称でドイツゲーム5種が展示されていました。といっても展示されているのは、それぞれのゲームの紹介が書かれたボードとボックス、アフリカとエルフェンランドのボードくらいでしたが。また、展示されている場所はカードゲームが楽しめるスペースだったのですが、見に行った時はNDSGはプレイされていませんでした。

 2002東京おもちゃショーで撮影した写真をアップして置きます(別ウィンドウが開きます)。

[play] カタングランプリ・予選1組

 さて、エポック社のブースから戻るとちょうど予選1組の抽選が始まっていました。どうも抽選券は12番まで出ていたみたいなので全員が参加できるというわけではなかった様ですが、無事B卓に参加できることになりました。A卓の方はどうだったのかは分かりませんが、B卓の参加者は、初心者の子供とその母親、経験者の小学生、そして私でしたので、ティーチングしたり資源カードを管理したりしながらプレイをせざる得ない状況になっておりました。そうなると当然の様に経験者だとばれて盗賊は全てうちに来る、みたいな状態となってしまいました。一応9点までは行ったのですが、私の影で目立たなかった経験者の小学生の勝利で終わりました。ノーマークだっただけあって、交換がどんどん成立していたのも勝てた要因だったと思います。ちなみに、初心者の子供は別のイベントへ参加するためか途中で退場、かわりにカタンフラウが参加していたのですが、個人的にはそのカタンフラウが勝ったら面白いなあとか思っていましたが、さすがにそれは無理でした。残念です。

[play] カタングランプリ・予選2組

 どんな事情であれ負けた以上は仕方がないので、予選2組のチケットをもらい、知人Sと合流。彼は私よりも先に来ていたというのに整理券のもらい忘れで予選に不参加でした。また、もう一人の知人Oも予選1組A卓の方で負けたようです。

 しばらく休憩した後、予選2組の開始。今回もまた抽選だったのですが、A卓に男女の大人、知人S、私というメンバーで、B卓はもう一人の知人Oが参加していました。A卓の方は目の偏りが激しく、鉄鉱が大量に出た直後に知人Sが「独占」を使用し一気に伸びてそのまま勝利となりました。独占を使用して点が伸びた直後でもその男女の人はお互いを攻めるだけで、トップの妨害にまったくなりませんでした。そんな訳で、私の春(?)は終わったのでした。

[play] 対名人戦

 とっととA卓は終わってしまったのですが、決勝まで時間があったので名人(イカンガーさん)、スタッフ、知人S、私で対戦をすることに。序盤はイカンガーさんが伸びていたのですが、6と8をそれぞれ2カ所ずつ抑えていた私も目が回り始め、無事勝利を収めることができました。といっても、名人という肩書きがあるので同じような状態のプレイヤーがいる場合に泥棒が彼の方へ向かいやすかった部分があったような気がするのを考えると対等ではなかったなぁと思いましたね。終了後の感想戦で、知人Sがイカンガーさんが最長交易路が取りにくいようにと置いた道について、「それで私とあなたが損をするのであって、他の2人が得をしただけ」という旨のことを言い、「人によって考え方があるけど、自分はカタンは共に成長していくゲームで、妨害するよりもいかに点を伸ばすか、点が伸びる手をするかというゲームである」ということを言っておりました。まあこの辺の考え方は人それぞれですから、難しいところです。

 ちなみにプレイ中に予選2組B卓が終了し、知人Oが勝ったそうで、知人2人が決勝へ出ることに。と思っていたら決勝へ出る予定だった、予選1組A卓の勝者のキャンセルがあったみたいで、代わりに私が参加するひとに。そう、決勝卓は私の知り合いが3人と私が最初に負けた小学生というメンツでやることになったわけです。

[play] カタングランプリ・決勝

 まずはサイコロを振って席順と順番を決め、知人O、私、小学生、知人Sという順番で初期配置をしたのですが、ちょっと理解しがたい場所へ知人Oが配置。また私の後の2人もいろいろと思惑があったとはいえ、私の番まで6と8のマスが残っていて、結局、6・6・8・8・9という5タイルでスタート。さすがに6と8の両方を抑えていただけあって物資がよく出るんですよね。結局そのまま物資量で押し切ったという感じで勝利となったのですが、自分のミスプレイがあまりにも多く、あまり勝ったという気はしませんでした。というわけで、優勝商品のトイバーのサイン入りカプコンカタンを手に入れたのでした。

[news] カタン@カプコンの次バージョンについて

 以前から時々話題にしていた次バージョンのカタン@カプコンですが、カタンフラウの方に聞いたところ、「マップが変わる」「巾着がなくなる」「色が変わる」とのこと。ただ、色の変更は、以前「エメラルド→白」と言わていましたが、実際には「濃い紺」「どぎついピンク」「黄緑」「黄色」の4色らしいです。黄緑と黄色が見分けにくいような気がするのですが・・・。

2002.05.13

 11日分、終了。明日は12日の「おもちゃショー」です。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002.05.12

 5月11日については長文になってしまいました。続きはまた後ほどということで。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月11日土曜日

[event] YS秋葉原イベント

 YS秋葉原でイベントが行われました。といっても、イベントというよりかはコンベンションという感じでして、ショップ側が「場所とゲーム(エントデッカー、レーベンヘルツ、ブラフ、アクワイア)を提供する」というものでした。

 ちょうどこの日に同じ場所で、ボードゲーム関係のサイト運営者が集まってクローズドなゲーム会をやると事前に聞いていたので、参加者ほとんどいないんだろうな。なんて思いながら行ってみたところ、クローズドでなくオープンにゲームをプレイされていました。今回、ショップ側から提供された場所は4卓だったのですが、参加人数が増えていき(最終的には20人くらいの参加人数だったと思います)、結局6卓がイベント(ボードゲーム)、TRPG卓が1卓(D&D3E)という、非常に珍しい状況になっていました。

 自分が着いた時点(12時)で、K.G.B.さんの「港の利権」と「プエルトリコ」の卓が出来ていたので、しばらく様子見。30分くらいしたところで、新たに2人来ていたので3人で「指輪物語」@KOSMOSをプレイしました。

[review/play] 指輪物語@KOSMOS

 プレイヤーは5人のキャラクターとなり、一緒に指輪を破壊する旅にでるという、協力型のボードゲーム「指輪物語」。最初はまずストーリーにそって手札が配られたり、特定のイベントなどが発生していきます。そして途中からはアドベンチャーボードで旅をしていきます。アドベンチャーボードでは、まずイベントタイルを引きます。引いたタイルが「戦闘」「避難」「旅」「友好」の4種類でなく「日時計」などの場合はそれに従い、4種類のタイルのいずれかを引くまでイベントタイルを引き処理していきます。その中の日時計のイベントタイルでイベントチャートの時間が1つ進み、イベントが発生します。もし引いたタイルが「戦闘」「避難」「旅」「友好」の場合は、その該当するチャートを進めて「カードを使用/山札から引く/暗黒度チャートの自分のコマを動かす」のいずれかを行います。カードを使用することで、「戦闘」「避難」「旅」「友好」のチャートが進み、メインのチャートが最後まで進むとそのアドベンチャーボードをクリアしたことになります。また、時間が進みイベントチャートがそのボードの最後にたどり着いてもそのボードをクリアしたことになります。そうしてボードを進めて行き、最後のマスで指輪の破壊に成功すればプレイヤーの勝利となります。ただし、暗黒度チャートの自分のコマがソーロンコマと同じマスに着くとそのプレイヤーは脱落になりますし、もし途中で捨てるように言われたシールドタイルなどがない場合も脱落となります。といっても指輪を壊すことが出来れば、失格したプレイヤーも含めて勝利となるので、指輪を壊すために犠牲になるというのもありな訳です。

 プレイは実に久しぶり、初プレイの人が2人という状態だったので「15」スタート。イベントタイルで日時計があまり出ず、旅は順調に進んでいきまして、誰も脱落することなく無事に指輪を破壊することができました。って実は最後のボードに入るまでルールをちょっと間違えていたことが発覚。イベントタイルを引き直すのはイベントチャートが進んだ場合(=日時計の場合)だけだと勘違いしていたんです。正しくやっていれば、イベントチャートをあと3枚くらいは引いていたはずなのでもう少し展開が変わっていたかも知れなかったです。

 久しぶりにプレイして思うのは、やはり原作を読んでいないと面白くないですね。いまいち何をしているのか分からないですから(友好チャートなどが進んでもらえる特殊カードの意味が何でなのかとか分からないのだもの)。あと、イベントチャートの訳を見ているプレイヤーはまだいいけどそうでないとイベントチャートがただ単に「何ができなきゃどうする」というだけになってしまい、「指輪物語」である必然性がなくなってしまうわけです。そういう点では日本語版(カプコン版)には興味があるのですが、おそらくは数回プレイしたらプレイすることがなくなるであろうこのゲームをわざわざ2つも買うのはなぁ。

[review/play] 操り人形・英語版

 「指輪」が終わった時には他の卓もプレイが終わっていて、メンバーを換えて今度は「操り人形・英語版」を5人でプレイ。英語版をプレイするのは初めてだったので、とりあえず追加された職業の特徴を掴もうということで追加職業の1〜8でプレイ。ちなみにドイツ語版初版と英語版の違いは、

 といったところでしょうか。続いて、追加職業10種類の紹介と使用した8種類についての感想を書きます。

(1)Witch(魔女)
「最初の行動(2ゴールドかカードを引く)の後に、誰かに魔法をかけることができます。もし行った場合は直ちに手番を終了します。魔法がかけられたプレイヤーは、自分の手番になったときに最初の行動だけで手番を終了し、代わりに魔女はその職業の特殊能力を含め、手番を行うことができる」
 暗殺者とは異なり、対象となったプレイヤーも最初の行動はできるので、ゲームからあまり脱落するわけではないのが良いところだと思います。確かに終盤にトップのプレイヤーへの妨害が弱くなるとも言えますが、建物が建てられないので十分に妨害になると思います。
(2)Tax Collector(収税吏)
「このラウンドで建物を建設したプレイヤーは、そのプレイヤーのターン終了時に収税吏に1ゴールド渡す。もし暗殺者がこのラウンドに建てていた場合は、収税吏の手番開始時に1ゴールド受け取ります」
 一人のプレイヤーの所持金を全て奪えた泥棒に対して、多くのプレイヤーから広くお金をもらうため、各プレイヤーは所持金がある程度あってもそれほど気にならないことになってしまいました。
(3)Wizard(魔術師)
「(最初の行動後)他のプレイヤーの手札を見て、その中から1枚手に入れることができます。こうして手に入れたカードは、手札に加えるかコストを払って建てることができます。この方法での建設は建設としては数えないので、これ以外にも建物を建てることができます。また、既に自分の街にある建物と同名の建物を建設することができます」
 魔法使いと同じく他人の手札を取ることができるのですが、1枚だけなので収税吏と同じような状態(手札がいくらあっても気にならない)になってしまいます。また泥棒がいるプレイでは、プレイヤーは基本的に所持金を抑えているでしょうから、実質2件の建物が建てられるというメリットがあまり役立たないと思われます(速攻で攻めている場合にはこの限りではないですが)。
(4)Emperor(皇帝)
「皇帝は呼ばれたら(手番の最初の行動の前に)、王冠カウンターを自分以外の誰かに渡します。渡されたプレイヤーは手札1枚か所持金1ゴールドを選び皇帝に渡します。(最初の行動後)皇帝は黄色の建物1つにつき1ゴールド受け取ることができます」
 この能力でスタートプレイヤーを選べるので、ゲームの幅が広がっていると思います。また、渡した相手からカードかお金(大抵「1」のカード)がもらえるので国王よりも強くなっていると思います。皇帝は魔女の対象にされにくいこと(魔女は、黄色の建物のボーナスしかないであまり得をしないし、皇帝は最初の行動以外にもリソース(カードかお金)を手に入れられる)もポイントです。
(5)Abbot(修道院長)
「(最初の行動後)最も多くお金を持っているプレイヤーから1ゴールドもらうことができます。もし最多所持者が複数いたり、自分が最多の場合は1ゴールドをもらうことは出来ません。修道院長は青色の建物1つにつき1ゴールド受け取ることができます」
 追加の収入が自分のターン中に入ることは強いが、泥棒がいる場合はそれほどお金を持っている人がいないだろうから、単独最多プレイヤーが存在しているかはかなり疑問です。最多が複数の場合は選べるのなら、使える職業なんだけどね。
(6)Alchemist(錬金術師)
「このターン中に建設するのに使用したお金を全て手元に戻すことができます。ただしこれは建設に関するコストに限られます(例えば、収税吏への税金や建物の特殊効果で使用したお金は返ってきません)」
 泥棒がいなくて所持金をあまり気にしなくて良い状態では本当に強力ですが、泥棒がいるプレイだと、次のラウンドに狙われるわけで、そういう場合ではそれほど強くないのかも知れません。
(7)Navigator(航海士)
「最初の行動後、4ゴールド受け取るかカードを4枚引くことができます。ただし、建設をすることはできません」
建築ができないのがかなりネックです。泥棒か魔法使いがいないプレイならまだ良いのですが、両方ともいる場合はかなり使いにくい職業になってしまうことでしょう。
(8)Diplomat(外交官)
「(最初の行動後)赤色の建物1つにつき1ゴールド受け取ることができます。手番の終わりに他のプレイヤーの街にある建物と自分の街にある建物を交換することができます。もし自分が渡した建物の方がコストが低い場合は、そのコストの差だけ相手にお金を支払います。交換は傭兵の破壊と同じ影響を受けます(つまり、伝道師や8件建物を建てたプレイヤーの建物、見張り台とは交換できず、Greet Wallの影響を受けます)。この職業をゲームに使用する場合は、共同墓地のカードは事前に抜いておきます」
 傭兵とは異なり建築物が減らないのでプレイ時間がおそらくは短縮されることでしょう。また、傭兵がいるプレイだと「1」の建物が無条件で壊されますが、そういうことはないので速攻で攻めるパターンも可になっている点も良いところだと思います。何よりも、傭兵が建物を壊すのは、壊されたプレイヤーと傭兵だけが損をして他のプレイヤーの得になっていることに比べて、外交官の交換は自分の点数をのばすことができるし、傭兵に比べて少ないお金で高い建物に影響を与えられることができるのが良いと思っています。ただちょっと強すぎる気もします。というのも、他のプレイヤーが自分の欲しい建物を建てるのを待ち、建ったら自分の建物と交換することで、手札の内容はどうでもいいプレイになってしまうのはやはり強力な気がします。
(9)Artist(芸術家)
「(最初の行動後)自分の街の1つか2つの建物に1ゴールドを置くことができます。建物には1ゴールドまでしか置くことはできません。お金を置くことでその建物の価値が1上がり、傭兵の破壊や外交官の交換、終了時の得点に影響します」
(9)Queen(女王)
「(最初の行動後)国王の隣に座っている場合、3ゴールド手に入れることができます。もし国王が暗殺されている場合は、ラウンド終了時に受け取ることができます。もし国王でなく皇帝でプレイしている場合は、王冠カウンターの隣に座っている場合に受け取ることができます。この職業は5人以下でプレイする時には使用しません」

 ゲームの紹介が長くなってしまいましたね。ちなみにプレイでは始めてちょっとしたときにお金や手札をいくら持っていても全部を取られることはないことに気づき、それからは各プレイヤーの手元には多数のリソースがある状態になってしまい、普段の操り人形とは違う感覚でかなりとまどってました。やはり8種類全てを入れ替えてプレイするのはダメですね。

[review/play] にわとりの餌場(Hick Hack in Gackelwack)

 続いてプレイしたのが「にわとりの餌場」。場には6カ所の餌場があり、毎ターン餌がランダムでそれぞれに1つずつ置かれていきます。各プレイヤーには開始時にカードが5枚配られます。そのカードは、餌を食べに来る「鳥」、鳥を捕まえに来た「きつね」、餌をちょっとだけ食べに来た「逃げ鳥」の3種類があり、それぞれのカードには餌場と同じ色が描かれています。ゲームの流れは、まず各プレイヤーが同時にカードを使用して処理します。カードがプレイされたら、それぞれのカードに描かれた餌場で、「鳥か逃げ鳥が1羽だけの場合は餌を全て得ます」「(逃げ鳥以外の)鳥が2羽以上いるだけの場合は話し合いで分配するかサイコロで決闘して独り占めします」「きつねだけの場合は何もおきません」「鳥や逃げ鳥ときつねが1匹の場合はそのきつねが全ての鳥を食べます」「鳥や逃げ鳥と複数のきつねがいる場合はきつねの間で決闘して鳥を独り占めします」「逃げ鳥は同じ餌場に鳥やきつねがいる場合は、緑の餌を1つだけもらっていきます」という処理を行います。最後にカードの補充と餌場に餌を置き、ストックの餌がなくなるまで続けます。終了時に、獲得した餌と鳥の合計の価値が高いプレイヤーの勝ちとなります。

 基本的には読み合いのゲームです。各餌場に置かれている餌の量からそれぞれがどこへと行くのかを予測し、鳥ならバッティングしなそうな場所へ、きつねなら鳥が来そうな場所へ、逃げ鳥はきつねにとって失点となるのできつねが来そうな場所か誰も来なさそうな場所へと行くわけです。またカードのカウンティングをしておくと、山札が減った頃に楽になるでしょう。また、1山目の時に鳥が多く食べられている場合は2山目ではきつねが多いのに気をつけると良いかも知れません。

[review/play] シュラウメン

 続いて「シュラウメン」というカードゲームをプレイ。このゲームでは各プレイヤーはシュラウム人となって、様々な法律に従って行動していきます。各プレイヤーには最初に法律が書かれたカードが3枚ずつ配られます。そして、自分の手番になったらまず手札を任意の枚数読み上げ、1枚読むたびにその内容に従っていきます(読まなくても良い)。読みたいものがなくなったら、続いては競りを行います。山札から1枚引き、自分だけ見てから競りを始め、手持ちの杏チップ(この社会の通貨)で落札します。落札に使用した杏チップは、手番プレイヤーなら庭園(杏チップの「銀行」)へ、それ以外のプレイヤーなら手番プレイヤーへ渡します。そして手番が終わります。これを基本的には山札がなくなるまで繰り返し、(基本的には)終了時に(基本的には)杏チップを最も多く持っているプレイヤーの勝利となります。このゲームのポイントは、カードに書かれた法律です。法律には、手札を他プレイヤーと交換するものや山札から引くもの、杏チップを他人からもらったり、逆に渡したりするもの、終了条件を変更するものや終了時の勝利条件を変更するものなどが書かれています。勝利間際に杏チップを多く持っていても、杏チップを全て交換するや強制的にカードを買わされて杏チップが減ったり終了条件が変わったりするので、安心してられない、そういうゲームです。

 プレイして思ったのは、複数枚のカードをうまく利用したコンボが強力そう、ということ。といっても自分が欲しいカードが手に入らない可能性も高いですし、コンボ発動中に他の法律の効果で対して効果がない場合も多いのですが。実際にプレイしているときも3枚くらいで回そうとしたのです(場に杏チップを5枚出し、1週したらゲーム終了→最も多く杏チップを持っているプレイヤーから5枚もらう→手持ちの杏チップが7枚に戻る)が、自分の手番が来るまでに杏チップが減ってしまいコンボが不成立となってしまいました。まあおそらくそのコンボが成立していたとしても、次の自分の手番までその状態が維持できるとは思えませんでしたが。結局、その後うまく機能する手が思いつかずそのまま終わってしまいました。

 このゲームのポイントの法律があまりにも効果が強力なので、常にどうなるのかは分からない状態でプレイしていくことになるので、終了条件が変更にならない限りは前半がほとんど意味のないものになっています。良くも悪くも先が読めないので勝ち負けどうこうよりもそのノリを楽しむゲームな気がします。

[play] メキシカ

 続いて自分が持っていった「メキシカ」のプレイを希望した人がいたのでプレイ。半数が初プレイというだけあって、前回の様に運河を二重にして橋が置けない状態にするプレイは起こらず、かなり普通にエリア分けが行われていきました。最初に何をしていいのか分かりづらく(正確にはどこにエリアを形成するといいのかわかりづらい)、それ以降は船(橋−橋の移動)をいかに利用して効率よく行動するかというパズル的な要素へと変わっていき、長考でプレイ時間が長くなるなぁと思いました。ある程度経験を繰り返すとほとんどノータイムで行動できると思いますが。あと、手番順が4番目の人は第1フェイズも第2フェイズも広いエリアの形成がまずできないので不利な部分はある代わりに最後に行動するので他人の行動を見て行動できるので、その辺をうまく活用すれば有利な面もあると思いましたね。

[play] プエルトリコ

 最後にプレイしたのは「プエルトリコ」。タイルの日本語版を作ってきた方がおられたので、それを借りてプレイ。初プレイでも3ラウンドぐらいプレイすると基本的な流れが分かるのは良いのですが、お金と勝利点を得るためのパターンをある程度分からないと初プレイでは勝てないなぁと思いましたね。今回も宿屋(病院)→工場→ギルドホールとつなげてみたのですが、やはり強いですね。宿屋は早いうちに手に入れれば他のプレイヤーと比べて7人ぐらいの得があるし、手に入れたばかりの採石場などを市長を使わずに利用できるのはおいしいと思います。自分で市長をとらなくても他人が取った市長だけでだいたい事足りますからね。それと工場もやはり強いです。工場を建てるということは多くの種類の商品ができるようになっていますから、誰かが船長をとって出荷することになっても3〜4点くらいは手に入れられるでしょうし、商人を取らなくてもある程度まとまった金が入るのはおいしいですし、他種類の商品を持っているので商人の時も概ね何かしらを売却できるので、市場を建てていればかなり稼げるのではないでしょうか。基本的には大きい建物のボーナスポイントがおいしいので、ある程度お金が入る手段を作ったら、自分に見合った大きい建物を早いうちに建ててしまった方が良いのではないでしょうか。得点を得る方法はいくらでもあるので、もっとプレイしていくと他の方法も見いだされていくのでしょうが、現時点では宿屋、工場のメリットは大きいと思っています。

 プエルトリコを終えた時点で20時30分くらいだったので、違うゲームを始めずにそのまま終了としました。普段ゲーム会などに行かないので、プレイしたことのあるゲームは自分の持っているものがほぼ全てとなっているだけに、知らないゲームをプレイできるということが非常に楽しかったです。

2002.05.09

 5月11日にYS秋葉原でイベントがあるのですが、なんでもその日にボードゲーム関係のサイトを持っている方々がイベントとは別にスペースをとり、創作ゲームを持ち寄ってプレイするそうで、そういう濃い方々以外でショップイベントに参加する人がどれだけいるのでしょうか。非常に不安です。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月9日木曜日

[news] 東京おもちゃショーでレッツ『Catan』

 特に目新しい内容はなし。ただそういう話題があった、というだけです。それにしても、「ロード・オブ・ザ・リング」の方はほったらかしだね。

[news] バンプレス5月号は21日予定

 バンプレスの掲示板の方で書かれていたのですが、5月号は5月21日発売予定だそうです。それならそれでトップページにきちんと書くべきなんではないかな。定期購読している方にはメールで連絡したそうですが、定期購読していない読者がいることもお忘れなく。

[news] プレイスペース広島にニュルンベルグやカタンブック、歴史シナリオ1が

 入荷していましたね。高いですけど、次に入荷することがあるか自体分からないですから、欲しい人はチェックしてみては? ※追記:10日にはニュルンベルグが完売、13日に歴史シナリオ1も完売したようです。

2002.05.08

 エアラインズのストライキは、やっぱりあまり意味がないんですね。やはり終了までに各社のコマが使い切らずに残るこのゲームでは役に立たない感はしますよね。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月8日水曜日

[other] YS新宿へ行って来ました

 昨日、メビウスの能勢さんに「イエローサブマリンにエポック社のボードゲームのチラシがあった、という話をゴールデンウィーク前に聞いた」と教わり、早速確認に行ったのですが見あたりませんでした。新宿や秋葉原RPGショップ以外のYSにあったのか、それともゲーム王2号をチラシと勘違いしたのか分かりませんが、誰か見かけたという方、情報お待ちしています。ただ、エポック社のサイトでもボードゲーム関係の話は出ていないし、おもちゃショーのサイトに書かれた出展内容には「ゲーム&トイ及びジグソーパズル、ホビー等玩具全般」としかなく、ボードゲーム(盤ゲーム)が書かれていないあたりからしても、エポック社からボードゲームが出るのは6月どころかもっと先になるんじゃないかなって気がします。はい。

[other] ホビット東京(新宿)

 何もなく帰るのも寂しいので、ホビット東京を見てきました。場所は新宿からちょっと大久保の方へ行ったあたりとなります。店内はフィギュアが多く、ボードゲームやTCG関係はほとんどないという状況でした。ボードゲームで置かれていたのは、「指輪物語@カプコン」と、トライソフト経由で入ってきた「カタンの航海者」「カタンの開拓カードゲーム」あたりだけと寂しめ。ホビットは都内だと渋谷にあったはずなので近いうちに見に行こうかと思います。まぁあまり状況は変わらないと思いますが。


2002年5月7日火曜日

[other] バンプレスは・・・?

 仕事帰りに今日もバンプレス目当てでメビウスへ。しかし今日もまたなし。なんでも、出たという話自体を聞いていないのでいつ入るのかも分からないとのこと。まあ発行したらサイトの方に書かれるだろうからそれを待てということなのでしょう。

 これだけインターネットで情報が収集できる時代に、月刊でのミニコミ誌は必要なのかが疑問ですね。以前はイエローサブマリンでも取り扱いをしていたのでそれほどコアでないボードゲーマーも入手ができたのですが、現在ではボードゲーム専門のお店でしか取り扱いがありません。そういうコアなユーザーが必要としている情報があるかというと疑問でして、バンプレスが対象としている層が一体どのへんなのかが非常に疑問です。また、きちんと定期的に発行しているならまだしも、発売予定日を過ぎても発行せずという状況ですから。それなら年4冊程度で、ちゃんと出す方が良いんではないかなって気がします。

[other] そういえば「カルカソンヌ2」って・・・

 今年はじめぐらいに発売予定に「カルカソンヌ2」と「カルカソンヌ・追加セット」が書かれていた記憶があるのですが、カルカソンヌ2ってどうなったんでしょ? アメリカで出た「カルカソンヌ・川拡張」のことなのでしょうか? それとも別に作られているのでしょうか? でも、カルカソンヌに追加要素を足したもの、みたいに聞いていたのを考えるとやはり「カルカソンヌ・川拡張」でいいのかな?

[news] カタン@カプコンのタイルが変わる?

 以前、コマの色が変わること、巾着がなくなることを書きましたが、なんでもタイルの配置が変わるらしいです。伝聞なので具体的なソースがあるわけではないのですが、どうなんでしょうか?


2002年5月6日月曜日・振替休日

[news] Karsten Adlung(ADLUNG Spiele社長)来日!!

 Karsten Adlung社長が来日して、インタビューした様子がプレイスペース広島でアップされました。このインタビューのおまけ2には驚かされましたね。「おまけ2」は優秀なゲームデザインがあるなら製品化するというもの。「カード枚数は60枚で、カードの中に文字はダメ(数字は可)」と制約はあるものの、製品化される可能性があるというのはすばらしいことです。

[news] 「実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時」さんがゲームコンペに参加

 実録:食卓遊戯密着大本営発表廿四時さんがドイツのゲームサークルさんのコンペに創作ゲームを送ったという話なのですが、二次選考に行くと評価をもらえ、上位入賞するとゲーム化されるかも知れないというのです。で、実際に応募したところまでなので結果はアップされていないのですが、結果が気になるところです。

 日本国内での創作ゲーム(というか同人ゲーム)は、既に発売されたゲームのリメイクかキャラ換えものが多くて、創作ゲームというものが少ないですからね。もう少し創作ゲームが作られていく状況になると嬉しいとは思います。そういう意味では、活発に動いている方やサイトに創作ゲームを公開している方にはがんばっていただきたいなと思います。


2002年5月5日日曜日こどもの日

[play] ボートゲーム@YS秋葉原・その5

 昨日に続き、今日もまたYS秋葉原でボードゲーム。それにしても最近はプレイスペースを利用する方が増えているようで、11時30分ぐらいでだいたい半分ちかくの卓が埋まっていることが多いですからね。ちなみに今日は、うちのボードゲーム卓1卓以外にNOVA卓が3卓、SLGが1卓という感じでした。

[play] 1830

 こないだプレイしたものの、ルールの間違いが発覚していた1830をプレイ。5人中4人が経験者だから多少は早くなるかと思ったが、あまり時間短縮にはならず(だって誰も破産しないんだもの)、結局7時間30分近くかかってしまいました。

 前回はわざと屑な会社を作り収益を懐に入れつつ、もう一社は配当を続けて収益をあげて株価を上げ続けるというプレイだったので、今回はとにかく配当を出し続けて優良な会社にするという方針でプレイ。最初のプライベートカンパニーの競りでは、競り落とせなさそうな雰囲気だったのでわざと必要以上にせり上げて他人の所持金を消費させ、自分だけとっとと会社運営へと突入してみました。ただ早急に動き出したくせに長期戦を意識して4列車の購入をためらってしまい、各会社に資金のゆとりを与えてしまいました。結局破産者は出ず、長期戦となってしまい、僅差で負けてしまいました。このゲームの難しいところは、自分以外のプレイヤーのミスがかなり他のプレイヤーに影響してしまうところでしょうか。それにしても、アメリカのゲームだけあって、細かいルールが多いですねぇ。プレイ後にまたもやルールの間違いが発覚しているもんなぁ・・・。

[play] カルカソンヌ・川拡張&追加セット

 誰か破産して早く終了した場合にはプエルトリコあたりをやろうと思っていたのですが、1830だけで残り1時間程度しかなくなってしまい、軽くプレイできるカルカソンヌをプレイ。大聖堂は早いうちにでてくるもその都市は未完成、しかもそれ以外にも大きい都市は完成せず。結局修道院を一番多く引いたプレイヤーの勝利という、さみしい終わり方で終わってしまいました。

[play] 6ニムト

 最後に6ニムトでシメ。66失点で終了ということではじめるも、わずか3回で71失点を叩き出すプレイヤーが居て終了となりました。

2002.05.07

 メビウスに行くもバンプレスはなし。それにしてもアクア@YS秋葉原のイベント予約者はまだ4人ですかぁ。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月4日土曜日国民の休日

[play] ボートゲーム@YS秋葉原・その4

 毎週のように通っているYS秋葉原ですが、今日は非常に驚きました。というのも、うち以外にもボードゲーム卓が立っていたのです。ちゃんとは見ていないのですが、その卓では、ボナンザ、スコットランドヤード、6ニムトなどがプレイされていたみたいでした。ですので、今日はボードゲーム2卓、TRPG2卓(NOVA、ドラゴンアーム)、SLG1卓という感じでした。

 そんなわけで今日もプレイスペースを利用したわけですが、一人遅刻しており、その遅刻者が来るまでとりあえずRaをプレイすることに。

[review/play] Ra

 いつもどおり、ゲームの紹介から。各プレイヤーは、1〜16の数字が書かれた太陽タイルが3枚(3人の場合は4枚)ずつ受け取り、表向きに置いて置きます。また5点分の点数を受け取り準備終了、ゲームスタートです。各プレイヤーは自分の手番で「袋からタイルを1枚引く」か「競りを行うか」「神タイルを使用する」のいずれかを行います。タイルを引いた場合、そのタイルをボード上に置き、それで手番終了。ただし引いたタイルが「Ra」タイルだった場合には、競りが行われます。競りは競りを開始したプレイヤー(つまりRaタイルを引いたプレイヤーかタイルを引かずに競りを行うことを宣言したプレイヤー)の左隣から時計回りで1巡で行われます。各プレイヤーは自分の(表向きの)太陽チップのいずれか1枚を競りに使うかパスをすることができます。そして1巡の間で最も大きい数字の太陽チップを出したプレイヤーが場に置かれたタイルと場の中央に置かれた太陽タイルを引き取り、競りに使用した太陽チップを場の中央に置きます。ちなみにRaタイルを引いて始まった競りの場合は落札の義務はありませんが、もし宣言して始めた場合は、宣言したプレイヤーは誰も競りにビットしなかった場合は落札する義務が発生します。もし落札したタイルの中に神タイルがある場合、自分の手番中にその神タイルを使用することで、ボード上の任意のタイルを手に入れることもできます。これをRaタイルが一定数(5人だと10枚)でるか、全てのプレイヤーが太陽チップを全て使い切ったらその時代は終了となり、点数計算となります。得点計算はいろいろあり、神タイルや金タイルのように単純に「2点」「3点」となるもの、持っていないと減点となってしまう文明タイル(3種類以上持つと得点になります)、最多プレイヤーに得点、最少プレイヤーは減点となるファラオタイル、洪水タイルを持っている場合に限り点数となるナイルタイル、ゲーム終了時のみ点数となるモニュメントなどあり、それぞれ計算していきます。それを3時代繰り返し、終了時に点数が最も多かったプレイヤーの勝利となります。

 Raが得意というプレイヤーがいるのですが、そのプレイヤーの2戦2勝で終わりました。彼の行動の特徴としては、場にある太陽チップの数字が低い場合は、よほどのことがない限り競りに参加しないという点です。しかも、他プレイヤーがこのまま落札したらかなりプラスになるという状況でもその戦い方は変わらず、自分優先の戦い方をしているのですが、どうもその方が勝ちに近いのかも知れません。特に場の数字が大きい状態で落札しているので、次の時代でも場を支配しやすいという部分もあるようです。今回はたまたまそのプレイヤーの右隣が引くことを優先したプレイをしていたのもあって余裕の勝利だったようです。

[review/play] エアラインズ

 依然遅刻者は現れず、とりあえず少し前からプレイを要望していた人がいたので、エアラインズをプレイ。これは航空を舞台にした株ゲーム。プレイヤーは手番で「会社を設立する」「会社の運行ラインを広げる」「株を公開する」のいずれかを行います。まず最初は会社がないので会社を設立することから始まります。会社を設立するにはその会社の株とその会社の運行するライン(の書かれたフライトカード)1つが必要となります。設立したら、場にオープンになっている株5枚か株の山札から1枚引き、フライトカードを1枚補充して手番終了です。設立された会社は運行ラインが多いほど価値が高くなりますので、自分が株を持っている会社の運行エリアを広げる必要があります。まずフライトカードを1枚引き、その1枚と手札のいずれかのフライトカードを1枚オープンにすることで運行エリアが拡大します。もし広げるのに成功した場合は株券を1枚入手することができます。そうしてたまった株券は公開しないと点数にはつながりません。決算にそなえて株を公開しておく必要があります。決算は株の山札に入っている関係で、いつ決算が行われるかは分かりません。決算では、各会社の株を公開している数が多いプレイヤー2人に運行ラインの数に従って点数が入ります。決算カード3枚と山札が全部なくなったときの計4回の決算でもっとも点数を稼いだプレイヤーの勝利となります。

 プレイでは、決算が非常に偏り、第1、第2までは早かったのですが、代わりに第3は山札の最後で、ほとんど時間をおかずに最終決算となってしまいました。今回はストライキ(株を1枚しか公開しなかった場合にできる行動で、運行ラインを表すコマを1つ無駄使いでき、運行ラインをひきにくくさせるもの)が多用されたのですが、あまり妨害にならなかったのは気になりました。もっとうまく使いこなせるものなのでしょうか。

[review/play] カタンの開拓・歴史シナリオ2「万里の長城」

 遅刻者がやっと到着したので、6人で「万里の長城」をプレイ。万里の長城は(普通の)カタンとは異なり固定マップ型の作品です。各プレイヤーは万里の長城に砦を1つずつ持ち、北方民族からの襲撃にそなえます。誰かが開拓地を作ったり都市に作り替えるたびに北方民族は5カ所のいずれかに現れます。そして、産出のサイコロの目によっては攻撃を開始します。攻撃された時に相手のコマ数よりも壁の方が大きい(高い)場合は攻撃できないので、攻撃にそなえて壁を作る必要があるわけです。もし壁の高さよりも相手コマの方が多く攻撃された場合は失点の他に、壁のランクダウン、相手コマが突入してきた先のマスで産出されなくなるなどのデメリットがあります。特に産出されなくなるのは開発カードの騎士を使わないと追い払えないので大変です。そして10点ためたプレイヤーの勝利となります。

 プレイでは壁を作ってから開拓地や都市を作るという流れになるわけですが、途中で突破されてもいいから自分の利益(開拓地や都市の建築)を優先するプレイヤーが現れ、そのプレイヤーがそのまま勝ってしまいました。それは、そのプレイヤーとその隣の砦のプレイヤーが協力して、現れた北方民族を騎士を使って1マスに終結させるということを行ったり、自分の壁の近くの土地の目がほとんど出なかったのでその土地を放棄することにためらいがなかったことなどがあったのだと思います。まあそれ以上に序盤に目が非常に偏ったことの方が大きかったとは思いますが。

 他の民族が攻めてくるということでは「カタン・街と騎士」みたいな部分はあるのですが、あれに比べると蛮族から守るのにかかるコストが高いこともあって、常に襲撃の恐怖を味わうことができます(街と騎士だと、最初の襲撃さえ越せれば、それほど驚異ではないですから)。ただそのために「序盤に出遅れるとかなりつらくなる」「騎士で北方民族を2体移動させられるだけでかなりつらい状況になる」「なかなか開発はすすまない」ということになり、プレイが長時間化してしまいます。また、6人プレイのマップだと西の方の鉄鉱地帯がおいしいことや、一番西の壁への攻撃はほとんどないなど西側有利な部分があるようです。一人のプレイヤーを意図的に脱落させやすいことやプレイ時間の長さを考えるとドイツゲームらしくないシナリオだと思いました。

[review/play] カタンの開拓・歴史シナリオ2「トロイの木馬」

 15分の休憩を挟んで、「トロイの木馬」をプレイ。こちらはミケーネ軍とトロイ軍に分かれて、自分の陣営に物資援助をしながら開拓や船の配置を行うというもの。スタート時にタイルを引いてどっちの軍所属かを決定します。それ以降は普通のカタンに近いのですが、物資援助の部分がまず違います。それは手番の建設フェイズ中に行うことで、任意の物資1〜3枚を盤上に裏向きに置きます。そうすることによってチップをもらうことができます。もらったチップ2枚と木材、羊毛で船を造ることができます。船には7段階あり、3:1交換ができるようになるとか1勝利点となる、場に提供された物資のいずれかと手札を交換できるなどの特典があります。また援助物資が一定数(6人プレイだと13枚)まで達したらそのうちの何枚か(6人だと9枚)をオープンし、どっち側の陣営の物資が多いかを判定します。もし羊と鉄が多ければトロイ、木材と麦が多ければミケーネの勝ちとなり、1勝利点がその陣営に入ります。合計点が15点に達したか、どちらかの軍が勝利したらゲーム終了。その時点で最も点数が高いプレイヤーの勝利です。

 最初の配置で船が出せるようにと海岸沿いに配置したプレイヤーが居たのですが、彼はかなり早いうちにゲームからの脱落が確定しました。というのも、7が出た場合に海賊船みたいな船が動くのですがその移動先が海限定。その移動した海タイルにある船か隣接する開拓地、都市の所有者から資源が取れるというシステムなので、必然的に海岸沿いに開拓地を置いたプレイヤーが餌食となってしまいました。結局、ほとんど船を出さずに開拓地や都市を建てることに専念していたプレイヤーの勝利で終わるという寂しい状況となってしまいました。

 万里の長城とは異なり、基本的には点数が延びていくシステムなのは良いのですが、問題点が2つ。やはり序盤の海賊の異動先の選択肢が少ないこと。とにかく内地で開拓を続ける方が安全という問題です。つづいての問題は、トップが自分と同じ陣営の場合に勝ち目が薄いということ。結局のところ、どっちの軍とか関係なしに開拓中心、終盤になってからいっきに船を出す方が強いのかも知れません。

[play] ワードバスケットでシメ

 どこまでが一般名詞なのかという問題(例えば、ホチキスとかマジックインキ、テトラポッドなど)の解決が見えず、その場の半数が分かる固有名詞はあり、が基本となりました。ただ、人名がらみで「こ」あたりが強くなってしまいましたが。3回ほどプレイしたところで時間となりお開きとなりました。

2002.05.03

 明日、明後日とボードゲームの予定なので、おそらく疲れて更新が遅れる(もしくは更新がない)と思われます。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月3日金曜日・憲法記念日

[news] YS秋葉原5/11(土)イベント

 イエローサブマリンRPGショップの広報か?ってくらい、YS秋葉原情報を掲載していますね、このサイト。まあ近いからネタにしやすいというだけなんですけどね。さて、今日YS秋葉原に行ったら5月11日のイベントについて情報が出ていました。5月11日は「ボードゲーム用に無料でスペースを開放」「ただし、グループで利用するのではなく、参加者同士でプレイすること」「ショップからゲームの貸し出しがあるらしいけど、何かは聞いていないです」といったところでしょうか。大会とかではなく、コンベンションみたいなものを連想するといいのかも知れません。

[news] パンタクル1.01・エラッタ

 創土社のサイトに、エラッタがアップされました。3カ所もあるとは・・・。今後はそういうことがないことを切に望みます。

2002.05.02

 バンプレスって毎月1日に発売なのでそろそろ入荷しているかな、とメビウスに行ったのですが未入荷でした。発売日になっても出ない「ウォーロック」を買っていたあの頃を思い出します。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月2日木曜日

[column] ゲーム情報のある書籍・雑誌など紹介・その1「バンプレス」

 「バンプレス」というボードゲーム情報誌(ミニコミ誌)があります。これは2001年6月に創刊するも6号で一時休刊。しかし今年4月に復刊したという経緯があります。手元にある4月号を元に新生バンプレスを紹介します。

 まず巻頭に特集記事があります。4月号では「『指輪物語』の世界」という特集で、ここ最近に発売になった「指輪物語」のボードゲームやカードゲームを軽く紹介をしていました。巻頭特集4ページに続いて「新作ゲーム紹介」。1ページの中で4タイトル紹介されていて、それぞれのパッケージ写真や数行程度の紹介がされています。ゲーム紹介の後は13ページにも渡るクロスレビュー。最初のページは「今なら10点つけちゃうかもしれない」ものを各レビュアーが3行ずつ語っています。そして残りの12ページで6タイトル、各2ページずつレビューに割かれています。レビューは、ゲームの写真・パッケージ写真・ゲームの内容紹介で1ページ、4人のレビュアーがそれぞれ10点満点での評価と6〜7行のコメントで1ページとなっています。レビューのあとはコラムが2本。この号ではゲームのコマに関するコラム2ページとドイツ語講座2ページでした。最後にこの号から始まったサークル紹介2ページ(2サークル分)があり、あと編集後記で終わりです。

 現時点でボードゲームのみに専念している情報誌はバンプレスしかなく、ぜひとも頑張っていただきたいとは思うのですが、いかんせん入手が多少困難な部分があります。以前はイエローサブマリンでも取り扱いをしていたのですが、復刊以降は取り扱い再開の予定はまだ未定のようです。

誌名:ban press バンプレス
発売日:毎月1日(ただし12月は休刊)
価格:380円(〜6号は320円)
判型:A5・本文26ページ(〜6号は18ページ)
入手可能場所:メビウス・バネスト・プレイスペース広島
通信販売:あり(5500円/年)

2002.05.01

 カプコン、「2002 東京おもちゃショー」に「Catan(カタン)」を出展という記事発見。特に目新しい情報はなし。[ボドゲ雑記と雑記ノート更新]

2002年5月1日水曜日

[column] ゲームに使える小道具の話・その1「カードスリーブ」

 トレーディングカードゲーム(TCG)ではカードが傷まないようにと「カードスリーブ」に入れてプレイすることが一般的となりました。昔は高かったのですが、今では安くなり、またいろいろな色のスリーブも発売されるようになりました。

 さてそんなカードスリーブですが、ボードゲームやカードゲームのカード類にもだいたい使うことができます(ちょっとぶかぶかだったり、ちょっとはみ出したりすることがありますが)。ボードゲームも決して安いものではありませんし、汚れたりして裏からカードが判別つくようになるとゲームに支障を来します。そんなわけで、カードスリーブに入れておくことをおすすめします。TCGを扱っているお店に行けば、100枚400円程度で売っていると思いますので使用してみてはいかがでしょうか。

 ちなみにアメリカ産のカード(AH/Hasbloのゲームとか)を使う場合は特に使用するべきです。アメリカ産のカードは非常にもろく、2〜3回使用するだけで裏から判別が付くようになることもしばしばですのでカードスリーブの使用を強くおすすめします。

[news] YS横浜にて

 都内のイエローサブマリンで売り切れたボードゲームが見つかることが多いYS横浜。今日行って来たのですが、RPG関係の一部の商品(ウィッチクエストの再編集版とか)が半額で売られていました。で、そのなかに「小説アクア・ステップ・アップ2巻」もあったので、買おうと思っていた人で近場の人はチェックして見ては?(5月6日までだそうです)


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