ボードゲーム雑記

2001年1〜3月

2001年2月10日土曜日

ボードゲーム・その1「宇宙カタン」編

 YS新宿を除くと、実に3ヶ月ぶりのボードゲーム(YS新宿を足しても、1ヶ月半ぶりだが)。今回持っていったのはドイツゲームでは「カタンの開拓〜宇宙編〜」(以下、宇宙カタン)「原始スープ」「ボーナンザ」。そして、国産ゲームではこないだヤフオクで落札した「パックランド」というラインナップでした。

 会場について最初にプレイし始めたのは「宇宙カタン」。一応去年末に一度プレイしていたこともあり、ルールブックをあまり読み返すことなくインスト完了。でも未だに疑問なのが宇宙船の移動のルール。ルールブックには、移動力は全ての船に適応すると書いてあるのだが、どの順序で移動させることができるのかが分からないのである。第一宇宙船から順に移動なのかどうか。そして交易種族の特典は手に入れた瞬間から利用して良いのか。そもそも全ての船が動くというルールは正しいのか?謎である。後でもう一度ルールブックを読み返してみるか。プレイの方は4人のうち3人が初プレイというのもあり、2時間30分の長丁場となってしまった。展開は私が早い内から開拓地を作っていき、交易種族は放棄という感じで進めていて、他のプレイヤーは交易種族の特典を手に入れてから開拓という感じでした。スタート地点に近い場所の数字チップがそれほど悪くなかったことやいいタイミングで「好きなスペースポイントへ移動」が出たため早期に資源の確保ができていたために私の勝利で終わったのでした。

 プレイして気になったこととしては、カタン以上に多人数ソロプレイの色が強いということだろうか。カタンの開拓自体も交渉せずに自力で進めて行くことが可能で、特に都市戦術(初期配置で鉄鉱石と麦、わずかな羊を取り、開拓地→都市として生産力を上げて、都市と開発カードで勝つ戦術)をしているとそれほど他人の動向をあまり気にせずにプレイできるのです。といっても狭いカタン島ですから相手の道などが邪魔になったり、盗賊が邪魔だったりとあるのですが、宇宙カタンでは盗賊はいないですし、点数が8点以下の場合は自分のターンには物資カードが無条件で1枚手に入りますし(=交渉をする必要性が低い)、領土争いといっても他人に先を越されたら違う場所を目指せばいいだけのこと。海カタンでは違う場所を目指す=船を延ばす=物資が必要だったけど、宇宙カタンでは物資が必要になる訳でないため、海カタンなどと比べての損害は小さいといえます。これで他人の宇宙船を攻撃できるとかならまだ良かったのかも知れないですが、そういうことができる訳でもないため、他に同じボードでプレイしているプレイヤーがいるという程度の状況になってしまうのです。

 他に気になったことをいくつか述べますと、惑星の産出チップには「氷の惑星」や「宇宙海賊」というのがあるのですが、これらのチップは裏が赤のチップにしかないのです。つまりこのことを知っていると、序盤にワープできるときには赤いチップのない所を目指せばこれらのチップに遭遇することはないのです。また、盗賊がなくなったため、トップ目のプレイヤーがいた場合に阻止する方法が全くないことでしょうか。今までのカタン以上に防ぐ方法がないのです。あと、攻撃力を上げる理由が、黒い玉が出た時に遭遇した場合と、惑星にいる宇宙海賊だけというのはどうでしょうか。どう考えても船倉を大きくしたり移動力を大きくした方がメリットが大きいですよ。なんかこのへんのバランスがおかしく感じてしまったのでした。もっとプレイすれば何か分かるのかな?

 良くなった点もあります。もともとのカタンの開拓における問題点、それは最初に出遅れるともう辛いということ。そのことを考えてか、序盤のうちは物資援助があり、また、3枚で任意の1枚と交換できるようになり、物資の産出を止める盗賊がいなくなったのでしょう。トップ目に対しての防御手段がなくなったのは辛いですが、一応評価できる点ではないでしょうか。

ボードゲーム・その2「パックランド」編

 「宇宙カタン」に続いてプレイしたのは懐かしい、ナムコボードゲームシリーズ第2弾「パックランド」。ちなみに第1弾が「ドルアーガの塔」、第3弾が「ドラゴンバスター」。またミニボードゲームで「ワルキューレの冒険」と「スーパーゼビウス ガンプの謎」もありました。ラインナップをみて、ドルアーガとかドラバスはまだ分かるけどなんでパックランド?と誰もが疑問に思うことではないでしょうか。

 この「パックランド」の目的は最初に配られる目的地カードを全て周り、その間に発見された鍵からゴールポイントが決まるので、そのゴールに半数以上のプレイヤーが到着したらゲーム終了。ゴールボーナスや手持ちのアイテム、妖精の数などから点数を出して、もっとも点数が大きいプレイヤーの勝利というのが大まかなルール。このゲームのポイントは目的地に着いた時にもらえるアイテムに関するルール。目的地に着いた時に、誰か自分以外のプレイヤーを指名し、そのプレイヤーがもつ「ラッキー&ロストカード」の中にその目的地の入ったカードがある場合はそのカードを渡し(複数持っている場合は任意の1枚を渡し)、ない場合は山札からめくり、そのカードもその目的地名が入っていない場合は、指名されたプレイヤーの左隣のプレイヤーの手札をチェック→山札から引く、ということをそのカードが出るまで続けます。そしてその目的地のカードがあった場合は目的地に着いた人に渡す(手札から出した場合は山札1枚引く)のです。その結果、全てのプレイヤーは最初から持っている5枚よりも少ない枚数になることはなく、逆にないのに指名されると手持ちのラッキー&ロストカードが増えて行きます。当然手持ちが増えれば選択肢が増える訳で、相手に対して不要なものやマイナス要素のカードを渡すことができるようになるわけです。そのため、目的地に着いた時に指名するプレイヤーは、いかにも持っていそうなプレイヤーを指名する必要があります。また、全員の手札全て/2枚を左隣へ渡すというのもあるので、自分が持っているいいアイテムは場所を覚えた上で渡すと手に入りやすくなりわけです。

 当然のことですが、パックランドにでてくるモンスターたちも登場しています。各プレイヤーは自分のパックマンを移動し、目的地についたらその処理をし、その後モンスターの移動をします。小ボード上に必ず1匹いないといけないなどの制約はあるものの、基本的には任意のモンスターを移動させることができるため、トップ目のパックマンに集中砲火することが可能です。といっても、道路上ではパックマンが強いため、道路上でない場所でぶつける必要があります。そこで狙われるのが目的地についた時。というのも、目的地は道路上にはないため、目的地についた時が狙われやすい点なのです。また、山や砂漠、森で遭遇した場合はまず勝てません。パワーエサを使っても困難だったりします。そのため、最初に配られた目的地カードに「パックマウンテン」のカードの枚数が結構重要だったりするのです。

 さてこの「パックランド」なのですが、ルールブックがとにかく読みにくい。昔遊んだことがあったので大丈夫だろうと高をくくっていたのだが、プレイ前にどれだけルールブックを読み返したことか。目的地について貰ったアイテムと手札のラッキー&ロストカードは別物という認識が最初なかったためにいろいろと混乱してしまったのだ。そのためインストもいったりきたりな説明になってしまい、プレイしたときにゴールの条件を間違えるプレイヤーまで出てしまう始末。しっかりリファレンスとか作るべきだったと後悔。ちなみにその間違いとは、目的地カードを全てまわらなくてもペナルティになるだけだと勘違いしており、途中で折り返してゴールを目指したというもの。といっても、半分以上のプレイヤーがゴールしないと終わらない関係上、急いでゴールしても、他のプレイヤーは全ての目的地をまわってからゴールするだろうから負けてしまうとは思うが。まあそんなルールの勘違いなどもあってか1位でした。

ボードゲーム・その3「原始スープ」編

 残り時間も少ない状況で、「ボーナンザ」と「原始スープ」のどちらをやるのかで困ったものの、とりあえず少しでもプレイしておいて感触をつかんでから、今度ちゃんとプレイする方が良いのでは?ということで、途中で終わることを前提に「原始スープ」をスタート。とりあえず、サクサクとインスト。といってもほとんど遺伝子リスト&ゲーム流れの書かれた紙を渡して、「読んで」の一言で済ませてしまったような気もするが。

 プレイした4人のうち、半数の2人が過去に1度だけプレイ経験があるという状況で、プレイ経験者の1人は他のアメーバを攻撃する遺伝子を購入し、それに対しもう一人(私)は攻撃されない遺伝子の購入。未経験の2人は、偏食であったり食事量が減ったりする遺伝子&移動関係を購入という感じになったのであった。5ラウンド程度で時間切れとなってしまったのだが、時間切れの時点で私のアメーバは2匹になっていた。というのも攻撃されないけど移動関係や食事関係を取らずにアメーバばかり増やしていたため、多くのアメーバが食事ができずに死亡するということになってしまった。基本的に3つ食事して2つ出すためボード上の数は減っていく傾向があり、また出すものが自分は食べることができないものであるため、近い場所に自分のアメーバが多数いたら、往々にして食事ができずに死んでしまうのだ。近くに他のアメーバも少なく、また常に最多に近い数のアメーバがいたのも死を招いたのだろう。次回プレイする時は、移動関係か食事関係も取ろうと思うのであった。


2001年1月31日水曜日

パックランド到着。

 先日ヤフオクで落札した「ボードゲーム パックランド」が早速届く。迅速な対応には非常に好感ですわ。で、早速パックランドの中身をチェックしてみると・・・ 「!」、スー(紫のモンスター)の駒が、何か堅い物でかいたか、噛んだような後がある。しかも、なんかちょっと駒が曲がっている! 子どもか何かがいるのかな? でもできれば事前に教えて欲しかったなぁ。同じ人が出していた「ボードゲーム ドラゴンバスター」の方は破損はなかったのかなぁ?気になるところです。はい。


2001年1月30日火曜日

ノイエ12号

 国内でドイツゲーム好きなら多分読んでいると思われるノイエの最新号12号がやっと昨日イエサブで発見。購入してやっと今日読んだのですけど、前から思っていたのだが、リプレイが依然読みにくいっすね。プレイしたことがない人が、ゲームの雰囲気を感じるためにリプレイってあると思うのですよ。だけどノイエのリプレイってルールの説明がわかりにくく(説明が足りないことも多い)、ボードの譜面(というのか?でもなんと表現しろと?)もほとんどないため、いまいち状況がつかみにくいんですよね。あと、キャラづけのためかしらないけど、口調も変なのもどうかねぇ。読みにくいと思うのは私だけか?


2001年1月27日土曜日

雪とかボードゲームとか

 起きるとそこは雪国だった・・・というありきたりなフレーズを言いたくなるような、そんな日。昼前に起きた私は急いで出かけていった。出かけた先はイエローサブマリン新宿店(以下、YS新宿)。去年9月から月1回、月末にボードゲームの大会が行われているのだが、それに参加するためである。ちなみに去年9月が「操り人形」で10月が「ブラフ」、11月「貴族の務め」、12月「6ニムト&宇宙カタン」でした。で、今月は各自がゲームを持ち寄るとなっていたので、私は「チグリス・ユーフラテス」「ラー」「フェレータ」と用意して大急ぎで新宿へ。
 ついたのは12時25分くらい。スタートは12時だが、いつも12時30分スタートなのでまあ問題ないだろうと思いつつ地下1階へ・・・。あれ、いつもいる人(私以外に毎回来ている人がいたので)と、いつもの店員さんがいない!? で、そこらにいた店員さんに開催について聞くと「希望者がいないから、今日はないかも・・・」とな。13時前まで待ったのだが誰も来ない。これ以上、地下1階で待っても・・・と思い、その場を去っていったのであった。雪の中、行ったのに開催されなかったのもショックではあったが、それ以上にYS新宿の2月の予定にボードゲームの予定がなかったことの方がショックであった。今後はないということか。


2001年1月26日金曜日

今更、初めてです。

 なんとなくボードゲームやゲームブックの情報を求めて、2chやらヤフーオークションやらを見ていたら、ヤフオクでナムコの「ドルアーガの塔」「パックランド」「ドラゴンバスター」のボードゲームが出展されているではないですか。ドルアーガは持っているので残り2つを狙うしか!という感じで初めてヤフオクを利用してみました。さてさて落札できるのでしょうか。
 ※パックランドは4200円で落札しました。ドラゴンバスターの方は、1万を越したのであきらめたです。確かにレア物だけど、1万を越すのはちょっと・・・。:2001年1月27日追記


2001年1月25日木曜日

チグリス・ユーフラテスに拡張が

 ドイツのボードゲーム「チグリス・ユーフラテス」に非公式なエクスパンションがあるそうな。web上にあるのだが、これってパーツはどうするのだろう? まだ文章を読んでいないのだが、5色目の色がどうこう、とか書いてある。ということは新しいパーツが必要なハズなのだが・・・。あ、画像ファイルがある。ということは、やはり自分でプリントアウトしろということなのねん。


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