いままで声優の出演作品情報やラジオ番組表など、データ系のものだけを作っていた私が「自分の意見」というものを書きたくなったのは、1999年夏コミの原稿を作成しているときのことでした。「よし、次のコミケでは評論サークルも出そう」と思い立ったが吉日。早速申し込むことに。で、コミケが終わり、サークル申込用紙を記述していて最大の関門がやってきた。「ああ、サークル名を考えてない!」。
さてさてどうしようか。申し込み締め切りは明日。サークルカットのことも考えると、もう決めないとなぁ。「Salbaderai」がドイツ語だったから、今回は日本語にしよう。とまでは考えたのだが、ここで考えが止まってしまった。日本語といってもいろいろあるし、この言葉が使いたいというものも無い。・・・で、現実逃避へと走る訳です。
本棚に入ってる漫画を適当に読み始めた私が手に取ったのが、「やまとなでしこ同盟」(野村あきこ)でした。そうだ、これにしよう。そのままでなかよし系のサークルと勘違いされたらまずいから、漢字にして「大和撫子同盟」ということにしよう。などという経緯で決まったのでした。
サークル「大和撫子同盟」の活動内容はいまのところ、「評論系」という漠然とした方向性だけが決まっています。「Salbaderai」が個人サークルであったのに対し、この「大和撫子同盟」は、ほかに参加者がいるので幅広く活動できるといいなぁとか思ったりするけど、たぶんコミケでの同人活動以外ってないんだろうなぁ、とも思う今日この頃でした。